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ミザリー (1990)

MISERY

監督
ロブ・ライナー
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4.06 / 評価:1,190件

いかに原作を映画に反映出来るか?

  • 映画大好き人間 さん
  • 2007年11月24日 17時13分
  • 閲覧数 844
  • 役立ち度 28
    • 総合評価
    • ★★★★★

スティーブン・キングが原作のホラー映画はいくつもある。『キャリー』や『シャイニング』などが有名だが、本作『ミザリー』も知る人が知るキング原作の恐ろしい映画のひとつである。ただし、ホラー映画ではなくサスペンステイストあふれるサイコスリラー映画となっている。それでも、ホラー映画並みに怖い映画なのだ!

本作が怖い理由。それは名女優キャシー・ベイツの演技にある。彼女の衝撃の名演技があまりにも素晴らしすぎて、僕は鳥肌総立ち状態におちいってしまった。キャシーは恐ろしい怪物女を見事に演じ、僕に底知れぬ恐怖をもたらしたのだ。

キャシーが演じた怪物女の名前はアニー。このアニーが狂っていく様が実に恐ろしく、ずいぶん前に見た映画だが、いまだにその恐ろしさは記憶に残っている。

小説家ポールが雪の降りしきる山奥で交通事故を起こしてしまう。けがを負い動けない彼を、交通事故に遭遇したある女性が救助。彼女こそ、アニーその人だったのだ。アニーはポールを優しく看病してくれた。看護婦なのだという。それと同時に彼女は、彼の小説「ミザリー」シリーズの自称「ナンバーワン読者」でもあるというのだ。彼女は敬愛する作家との対面に大喜び。ポールも自身の作品のファンにこうして看病までしてもらって、つくづくアニーに感謝していた。

ある日、彼のバッグから「ミザリー」シリーズ完結編の原稿をアニーは発見。彼女はポールに許可を得て早速読んでみた。だが、その原稿は読んではいけなかった。なぜなら、彼女の大好きな主人公ミザリーが死んでしまう話なのだから・・・。

その夜、アニーがポールの寝ている部屋に入ってきた。そのときの彼女の顔は、今までの笑顔ではなく、恐ろしい面相をしていて、眉間のしわはまるで深く刻み込まれたかのようなもの。そして彼女は叫びます。「なぜミザリーを殺したの!!」こうして、悲劇の幕が開きだしたのです・・・。

作家、山奥、交通事故、看護婦、原稿といった数々の断片を繋ぎ合わせて、あり得ない物語にリアリティを持たせてしまうキングのストーリーの構成はさすがである。それと同時に、原作以上に映画版は力を持っており、見るものは底知れぬ恐怖と格闘しざるえないのだ。監督ロブ・ライナーは名監督。『スタンドバイミー』でその実力を見せた。この『スタンドバイミー』もキングの非ホラー小説が原作の映画。いかに原作の素晴らしさを映画に反映できるかが腕の見せ所。その点、ロブ・ライナー監督には文句の言いようがないのである。映画にとって原作は大事な材料なのだ。

かつてホラー映画は怪物や殺人鬼が出てくるものが主流であったが、1980年代以降、「身近な恐怖」を題材にした「心理的恐怖」を取り扱ったものが増えていった。本作『ミザリー』は「心理的恐怖」を取り扱った映画の代表作と言っても過言ではないであろう。

アニーがポールの逃亡を防ぐためにハンマーで足首を叩き折る場面がある。ああ、まだ目に焼きついているあの恐ろしい場面!怖くてたまらない!(原作ではなんと足首を切断してしまう!映像にならなくて良かったなぁ~)

つくづく思うが、女という生き物は恐ろしいなぁ~(笑)再認識しました!

キャシー・ベイツの怪演が極上の恐怖を味あわせる!素晴らしい原作が映画になれば、映画も素晴らしいものになるのだと確信!キングとライナー監督の実力のすごさを再認識した!見よ、驚愕の足折シーンを!衝撃と恐怖が我をむしばむこの怖さを体験せよ!是非、見てちょーだい!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
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