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上映中

愛のコリーダ (1976)

L'EMPIRE DES SENS

監督
大島渚
  • みたいムービー 116
  • みたログ 530

3.58 / 評価:184件

道徳と理性が破壊される

  • 奸雄亭 魏武尊 さん
  • 2021年7月7日 18時49分
  • 閲覧数 393
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ハードコアポルノと自称するのも納得な過激な性描写の連続。だからと言ってアダルトビデオのような性行為を常に見せてこちらの性的興奮を誘うのではなく、リビドーに赴くまま人前や場所を選ばずまぐわう2人の行動する姿で視聴者の道徳と理性を破壊していく描写の連続。しかも性器を隠す所か演出として映すスタンスに驚く。
特に私的にたまごシーンは過激過ぎる。

じゃあ只のエロが売りだけの映画と言われれば否。構図が絵になっている素晴らしいシーンはあるし、貞の性に対しての貪欲さだけでは無く、嫉妬からくる狂気を感じさせる描写は秀逸。貞役の台詞回しは下手なのだが逆にそれが常軌を逸している人間に見えて良いと思えてしまう。
藤竜也の台詞回しはマネしたくなる程味があってクセになるw
明らかに海外のの賞レースを狙った日本の風景描写も狙いどおり良いし、何より楽曲が印象に残る素晴らしいスコア!

只、大島作品は戦場のメリークリスマスとこれしか見ていないが、どちらも場面転換が雑だと感じてしまうのは私だけだろうか? まぁ物語じゃなくて人間の心情に重きを置いた結果なのだろうが。いきなりナレーションで締めるラストも要らなかったんじゃなかったのかと思う残念な演出。

大量生産され消費されていく映画業界の現在でも、1度見たら忘れられない程の脳にこびりつくセンセーショナルな映画であることは間違いない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • セクシー
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