レビュー一覧に戻る
水の中のナイフ

水の中のナイフ

NOZ W WODZIE/A KNIFE IN THE WATER

94

pos********

3.0

ネタバレThe Young Lover

 ポランスキーの処女作であり出演者が3人しかいない、ある意味‘密室劇’である。内容は夫婦が前半とラストで話す夫の話に集約されている。とある意地っ張りの船員が空きビンをたたき割って、裸足になり飛び降りて割れたビンを踏みつける。周りで見ている人たちは驚くわけであるが、それは彼の芸だった。機関士である彼は足の裏が硬かったから出来る芸であったわけなのだが、彼はその時既に船に1年くらい乗っていないため自分の足がナマっていることを忘れていた。でも彼が懲りたかどうかは分からないという話であり、それがそのまま夫に当てはまる。  低予算でここまで作れる才能は高く評価できるが、残念ながら事件が起きるまでの前半の1時間は退屈といわざるを得ない。ダイアローグにひねりがない。  この作品の若者が、1960年のルネ・クレマン監督『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンのキャラクターとかぶる。

閲覧数389