未知空間の恐怖/光る眼

VILLAGE OF THE DAMNED/THE VILLAGE OF THE DAMNED

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未知空間の恐怖/光る眼
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(7件)

不気味25.0%恐怖25.0%悲しい8.3%パニック8.3%不思議8.3%

  • cyborg_she_loves

    5.0

    当時のイギリス映画ならではの薄気味悪さ

     私は95年のジョン・カーペンター版を先に見て、けっこう面白かったので原作も見たくなったクチです。  そういう見方をした場合(今の人の大半はそうでしょうが)、やっぱり、モノクロなこと、事故や殺害の場面を直接映さない暗示的な演出、最近の標準よりかなり短いこと、等のゆえに、「ホラー」や「SF」というジャンルにはめ込んで見たら、やっぱり見劣りはします。  95年版は時代状況が現代に近い分、よりリアルにストーリーに入り込めるのも確かです。  だけど、そんなことで消えてしまうことのない、この映画ならではの「よさ」が厳然としてあるのも、確かだと思いました。  それは、この時代のイギリス映画独特の(アメリカ映画には真似できない)、「気品」なんです。  主人公のゴードンは、居間にグランドピアノを置き、それを弾きながら考え事をする。  この時代には、自宅に電話を引いていること自体、相当に裕福な家庭であることのしるしですね。  田舎町とはいえ、広大な敷地に広々とした一軒家を建て、来客があると家政婦に上等の紅茶を入れさせて、味わいながら話しこむ。  そういう何気ない動作のひとつひとつが、当時のヨーロッパの上流階級の人たちの、気品というか、風格というか、何とも言えない余裕みたいなものを、見事に表わしています。  そういう中で演じられていく謎の侵略物語ですから、悲鳴を上げるような、血も凍るような、髪の毛が逆立つような恐怖、というのは、ありません。  そのかわり、なんだか周囲の気温がちょっとだけ下がったような、そこはかとなく感じられる「薄気味悪さ」が全体に漂っています。  おそらく、意図的な演出だと思います。明確な対象のある恐怖ではなく、うっすらと漂う不気味さを出すために、原作小説には明示されていた侵略者をあえて伏せたまま、何が起こっているかわからない状態で物語が進行する。  グロテスクなやつらがウジャウジャ出てきてバッサバッサと人を殺す最近のホラーと同質の恐怖を期待したら裏切られますが、いったんこの薄気味悪さがわかってみたら、これは他の映画ではなかなか味わえない、絶品の感覚を味わわせてくれます。

  • pin********

    5.0

    わが子が侵略者であったなら。

    50年代から60年代にかけてはには傑作SFがけっこうたくさんあったんじゃないだろうか。 『宇宙水爆戦』1955 『禁断の惑星』1956 『ボディ・スナッチャー』1956 『渚にて』1959等々。 この『光る眼』もそうしたSF映画黄金時代の作品と言ってよいのでしょう。 原作はイギリスの代表的SF作家、ジョン・ウィンダム。 ある日突然、宇宙線の影響によって人々が失神し、全村の人間が気絶してしまいます。 あろうことかその宇宙線の影響によって、村に住む女性がすべて妊娠してしまうのです。 処女懐胎といえば神聖なものなのですが、この懐胎は忌まわしき懐胎となります。 生まれてきた子どもたちは成長も早く、超能力を持っていました。 彼らの光る眼で見つめられると、人は心を読み取られ、意のままに操られてしまうのです。 (…と、ここまで書いて、なーんだ、Yahoo映画さんの「あらすじ」に書いてあるじゃんと気づきました。 でも、せっかく書いたから、そのまま残しちゃう。) これも一種の侵略ものSFですね。 宇宙人によって、「種」が送り込まれたのでしょうか。 超能力少年たちの父親にあたる科学者の、捨て身の作戦で、侵略者の危機は去り、めでたしめでたしではあるのですが、不気味さは消え去りません。 それにしても、親子の情と侵略者の不気味さを掛け合わすとは考えたものです。 『ボディスナッチャー』でも、昨日までよく知っていた人物が突然得体のしれないものになってしまう恐怖を描いていましたが、本作も、それに通ずるところがあります。 たぶん『ボディ・スナッチャー』同様、共産主義の恐怖を暗示しているのでしょう、あの時代、我が子がマルキシズムにかぶれてしまった時の親の気持ちなんてのはこんな風だったのかもしれません。 でも、そうした時代的背景を考えなくても侵略ものSFとして十分面白いのです。 ところで、この作品を見ていて、『8マン』の最終エピソード、「超能力少年」を思い出しました。 本作の金髪の超能力少年少女たちは、桑田次郎のタッチにもよく似ていました。 それにしても、子どもたちの演技、なかなk怖かったですよ。

  • mao********

    3.0

    ネタバレ解かりやすいけど尺が短か過ぎるかな

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nuk********

    4.0

    古い映画だけど、とても見やすい

    尺が80分以内に収まって見やすい。 話のテンポが速く、でも説明は過不足なくしてくれるから見やすい。 映像がクリアで見やすい。(モノクロだけど) 古い映画が苦手な方でもお薦めできると思います。 ある村ですべての動物が気を失う事案が発生。数時間後目を覚ますと、妊娠可能な女性がすべて身ごもっていることが発覚。主人公の初老の夫婦にも子供ができます。数か月後生まれてきた子供は皆異常に発育が速く、知能が高く、金髪(銀髪?)、無表情、そして不思議な能力を持っていたのでした。しかも子供たちは常に集団で行動します。不気味がる住人たち。やがて自分たちを排除しようとする人間に対して子供たちは牙をむき始め・・・。 主人公の男性はようやく出来たわが子への愛情と、未知なる存在への恐れとの葛藤に苦しむことになります。 この映画はある村を中心に描いていますが、この村で起こった不思議な現象は世界中の何か所かでも起き、登場人物たちの会話で他のところの顛末も言及されています。だからこの村以外でもドラマがあるんだなと想像を膨らませることもできました。 あと主人公の妻がよかった。 とても美人ですし、未知なるものを生むことへの不安と生まれてきた子供への愛情と恐れを経て、最後の静かに顛末を受け止めるシーンはとても印象的でした。

  • いやよセブン

    3.0

    原作はジョン・ウィンダム

    小さな村の住人が、全員、突然、意識を失う。 数時間後に何事もなかったかのように意識が戻る。 そして妊娠可能な女性が全員妊娠していることに気付く。 子供が生まれるが、みんな光る眼をしていた。 有名な話だが、テンポもよく、モノクロでも充分楽しめました。 カーペンター監督のリメイクも面白いです。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
未知空間の恐怖/光る眼

原題
VILLAGE OF THE DAMNED/THE VILLAGE OF THE DAMNED

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
-

ジャンル