密告

LE CORBEAU

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密告
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(5件)

不気味42.9%悲しい14.3%パニック14.3%恐怖14.3%知的14.3%

  • dyi********

    3.0

    ネタバレ成される復讐。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • つとみ

    4.0

    サスペンスミステリ好きにはオススメ

    主人公ジェルマン医師(←名前違ってたらごめんなさい)の立ち位置が決まってからは、とにかく超ハイスピードで展開する。サスペンスミステリー。 カラスは誰だ?カラスは誰だ?考える暇も隙もない。 それより以前に、主要登場人物の理解も追い付くかどうかギリギリハイスピード。 とにかくアワアワしているあいだに終わってしまった。 こいつは面白いぞ! 最後のギリギリの瞬間まで、カラスは誰だ?

  • 一人旅

    4.0

    カラスは誰だ?

    アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作。 フランスの田舎町を舞台に、産婦人科医・ジェルマンを中傷する怪文書が“カラス”を名乗る謎の人物から投書されたことをきっかけに、疑心が町民たちの心を支配していく様子を描いたミステリー。 人間の心の闇を浮き彫りにした作品。平和だった町の人々の心が次第に他者に対する疑心、怒り、憎しみの感情に支配されていく。集団ヒステリーと化した町民たちの過激な行動が恐ろしい。証拠もろくにないのに“嫌われ者”という理由だけで無実の女性を集団で攻撃する。女性の家に物が投げ込まれたり、家の周囲を取り囲んだ無数の町民が女性に対する糾弾の叫び声を一斉に上げたりする。 本作は善と悪の発生条件の違いを明確に示している。人が冷静な状態にある時に見せる善と、冷静さを失った時に露わになる悪。どちらも人間の本質であり、完璧に善、あるいは完璧に悪な人間は存在しないとしている。 善が光、悪が影であるならば、激しく揺れる電球は人々の善の揺らぎを象徴している。そして、電球に触れたジェルマンがその熱さに驚き咄嗟に手を放す場面。これは、表裏一体である人間の善と悪の関係を、電球の光とそれに伴う熱の関係になぞらえている。本作で映し出される人々の常軌を逸した行動は容認できるものではないが、決して他人事でもない。戦時中の1943年に本作が製作されたことを考えても、敵国ドイツに支配され、疑心の感情に心を吹き荒らされたフランスの人々に、冷静さと善良な心を保持し続ける必要性があることをクルーゾー監督は訴えているように思うのだ。 人間の善と悪をテーマにした作品ではあるが、二転三転する犯人探しは上質なミステリー劇として純粋に楽しめる内容になっている。特定の人物(劇中明らかにされる)を町に疑心をばら撒いた元凶と解釈することもできるが、冒頭意味深に町の門が開かれる場面と終盤カラスのように真っ黒な後ろ姿が去っていく場面の繋がりが、犯人の正体をフランスに疑心を持ち込んだドイツ、あるいはもっと抽象的に、人間の心に眠る普遍的な悪そのものと解釈することもできる。

  • ********

    5.0

    複雑になっていく関係

    1943年。アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督。田舎で苦しむ妊婦を治療し、子供は助からなかったが母親の方は救った医師。この医師が堕胎で金を儲けているとの噂がひろまっていく。同時に、この医師の人妻への恋と下宿の娘との三角関係、勤めている病院での麻酔の横流しや公金横領などを告発する「からす」と名乗る匿名の手紙が町を飛び交うようになって、、、という話。 手紙とそれへの人々の反応によって人間関係がどんどん複雑になっていくなか、誹謗中傷に耐えて孤高を貫こうとする主役の医師が、ついに自らの素性を明かして犯人探しに突入していく。手紙によって政治が動き、金が動き、恋愛が動く。そしてついには殺人事件に。すばらしい映画。 最初からどんどんわかりやすく説明してしまわない、謎だらけの展開なのに不自然さがまったくない。心地よいミステリー。

  • par********

    4.0

    半世紀前に今日を予見

    この作品にはレビューがないんだ!? 現在の世相、集団心理の怖さ、バッシング問題等を半世紀以上前に予見していた傑作だというのに。ヒッチコックと双璧をなすスリラー・サスペンスジャンルの巨匠でありアメリカのヒッチコックに対する欧州側の巨星というべきアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督。二次大戦中、まだ解放前、つまりドイツ軍占領下でドイツ側の要請で作られ(フランス人の堕落を描け! という指示で)、しかし完成した本作はどちらかというと反ナチ的と判断されお蔵入り~解放後は今度はナチの指示で作られたことが問題視され、やはりしばらくお蔵入りしていた幻の傑作である。 今、観ても全く古びない、と言ったら嘘になる……前半は古い映画ならではのテンポでダレ気味なのだが謎の存在“からす”の引き起こすヒステリーがエスカレートし始める中盤から後半にかけては俄然惹きつけらる。二転三転する犯人の正体をめぐる展開も予想がつきにくく実に面白い。人物描写の肉付けが浅い、といった欠点も見受けられるが。しかし、フランス人の国民性なのか、当時の社会の傾向なのかわからないが中傷の標的になる個人(主人公の医師)よりも中傷する“からす”自体(正確には疑われた人)が町民の攻撃対象になる描写は今の[日本]との微妙な差を感じさせられ興味深い。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
密告

原題
LE CORBEAU

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル