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ミッション (1986)

THE MISSION

監督
ローランド・ジョフィ
  • みたいムービー 98
  • みたログ 703

3.50 / 評価:236件

死せる者の魂は,いつまでも生き続ける

  • さん
  • 2009年10月7日 23時13分
  • 閲覧数 1296
  • 役立ち度 20
    • 総合評価
    • ★★★★★

39回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品
86年度アカデミー賞最優秀撮影賞受賞
86年度ゴールデングローブ最優勝脚本賞受賞・最優秀音楽賞受賞

数々の賞を受賞した「ミッション」なのに、どこのレンタルビデオ屋さんにも見つからなくて、Yahooのオークションで、やっと見つけました。800円!安いと思って,即購入しましたが、何とレーザービジョンディスクだったんですよ。きゃあ~~!大失敗!うちには、これを再生するハードがないんです。

で、どこでこれを観賞したかっていうと、なんと学校の音楽室です。





17世紀から18世紀にかけて、イエズス会は南米の奥地に伝道をしました。この映画は、その時の史実に基づいたフィクションです。


南米奥地のインディオへの伝道に失敗して十字架にはりつけられたイエズス会宣教師が、イグアス滝から真っ逆さまに落ちるシーンから映画は始まります。


言葉も文化も違うインディオにキリスト教を伝道しようとガブリエルは、そそり立つ絶壁をよじ上ります。

インディオの心をとらえたのは,世界共通語の音楽でした。

映画全体に美しい音楽が流れます。それは、南米奥地の美しい風景とあいまって、地上の楽園を思わせます。

ガブリエルの伝道は成功を収めて,教会が建てられ、インディオには教育と農業や楽器作りなどの仕事が教えられます。利益は平等に分けられます。(共産主義というよりは、原始キリスト教の世界です。)

この地上の楽園が、当時の列強スペインとポルトガルの利権争いのために、跡形もなく亡んでしまう話です。





この映画を重厚にしているのは,伏線があるからです。ロバート・デニーロ扮する奴隷商人のメンドーサの物語です。

メンドーサは妻を弟に取られて、怒りのあまりに弟を殺してしまうのです。

魂の抜け殻になってしまったメンドーサは、ガブリエル(というより神)に救われます。


悔い改めたメンドーサは、イエズス会に入って、かつて奴隷として売り飛ばそうと追い回していたインディオを助けようと、スペインとポルトガルの連合軍と戦います。


武器を持ってインディオを助けようとするメンドーサと,祈りによって助けようとするガブリエル。

二人とも、連合軍に殺されてしまうのです。


神が愛なら,こんな不条理がまかり通っていいのかって思う結末です。



「死せる者の魂は,いつまでも生き続けるのです。」

と、この映画の語り部アルタミラノ卿が語っているように、ここは,今世界遺産になって残っているそうです。

命がけで神の教えを説き伝えたイエズス会宣教師の生き方に胸を打たれました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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