ミッシング

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ミッシング
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(19件)

絶望的20.0%恐怖16.4%悲しい14.5%勇敢12.7%不気味10.9%

  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    5.0

    83年度オスカー作品賞ノミネート作品

    チリクーデターで行方不明になった夫を義父と共に探す実話で、ジャック・レモンとシシー・スパイセクが共に主演賞ノミネートされました。 この年は、「ガンジー」「ET」「青と青春の旅立ち」など豊作で、特にメリル・ストリープ最高傑作の「ソファーの選択」が主演女優賞に立ちはだかった為演技賞は無冠に終わりましたが、脚色賞に輝いた力作です。 やっと観ることが出来ましたが、実話という事でショッキングな場面の連続で当時の世界情勢が思い起こされます。

  • i_d********

    5.0

    THE胸糞映画の名作

    実際にあったチリクーデターにおけるアメリカ軍の関与。 それを知りすぎた左派寄り青年(ヒッピーっぽい)の謀殺。 真相究明(到着時時点では救助…)のために 奔走する父ジャックレモンと青年の妻シシースぺイセク。 セピア調でほわ〜んとした穏やかな画調に油断してると、軍事政権による銃撃や緊張感に支配される夜のシーンがやってくる。 気がつくと、何が何やらなうちに青年は失踪。 どこか歯にものの挟まった態度、外面だけは立派だが煮え切らない様子の領事館員や大佐などの現地アメリカ人たち。 味方であるはずの存在がまったく役に立たない…どころか隠蔽までしてそうな気配。 回想や証言の再現描写を行ったり来たりしながら、さながら現実の捜索活動にさらされているような前後不覚を共有させられる。 ニクソンの肖像。 アメリカのよって立つところである信仰や正義、善良な市民。 一人息子への愛。 かけがえのない夫への愛。 …そうした希望は、不気味で暴力的な政治体制の前に無残にも踏みにじられる。 淡々と進みつつも、不穏なヘリの到来や地震など演出面でも不安定な世界の描写を丹念に織り込む。 左派の息子を救う右派の父。 無理解だった父が真の息子の姿を知った時にはもうそこに本人は永遠に不在であった。 悲劇ではあるがその根底にはとんでもないブラックなアイロニーが潜んでいる。 もう何回も観た作品ながら、観るたびに違う印象を覚える。 けれど、ラストの怒りの感覚だけは初見時から一切変わることはない。 人権がある程度確立され、政治的にも精神的にも優位なはずの米白人男性があっけなく抹殺され、裁判でも「公式」になかったことにされる。 正義はあるのかよ!?? でヴァンゲリスの流麗で儚いメロディが響く、というね。 素晴らしすぎる胸糞映画です。 Zも最高ですが、やっぱこの上品なお膳立てして全部ちゃぶ台返しするような合法的かつ暴力的な世界の有り様は凄すぎました。 領事館のクソ野郎は八つ裂きにしても足りないぐらいだが…これが現実なのか、いや、違う。 そういうウルトラCな形で「希望」について考えさせる名作です。 ジャックレモン、シシースペイセクの名演も決して忘れられません。

  • wendytiger

    4.0

    リアルな社会派ミステリー映画

    南米チリでクーデターに巻き込まれ失踪したアメリカ人男性の父と妻がその真相に迫る。随所随所がリアルで、戒厳令の怖さが伝わる。J・レモンとS・スペークスの演技がとても良い。★3・8

  • oir********

    4.0

    映画自体は持久戦も真実追求の真摯さに敬意

    軍事政権下のチリ軍に拉致されたアメリカ人ジャーナリスト。 その行方を探るために妻と彼の父親がチリ各方面を奔走する物語。 ドキュメントタッチとドラマ調を上手く融合。 妻と父親の感情的衝突場面など俳優陣の見せ場は勿論あり、真実追求の過程は迫真性に満ちこちらの好奇心熱も尽きることはなかった・・・と言いたいところだが話の筋と人物を把握するための緊張の糸が続かず、ついつい頭がクラっとすることしばし。何度か立ってストレッチをしながらどうにか視聴。視聴後はなかなかの疲労感。 パッケージのコピーには「・・・感動を呼ぶ。」などとありますが、個人的には感情メーターの振れはほぼ皆無。 ただ軍事政権下チリの実情に対する興味(女子のズボンは禁止、下部分をハサミで切り落とされる!など)、そして話の筋を何としても漏らさず把握していきたいという好奇心熱のみが視聴を支えてくれた。 何度かは意識を失いそうになりながらも(笑)、その知的好奇心は報われたという感動ではない充実感はあり。 妻役シシー・スペイセクと父役ジャック・レモンの衝突しながらも共闘しての真実追求過程、そして和解劇も見ごたえ十分。 その対となる米軍関係者、外交官たちののらりくらりはぐらかす演技もある意味見事。 当時のチリ軍が跋扈している市街地や死体が転がる安置所などの再現も抜かりない印象。 娯楽性は期待できないが噛み応えあり過ぎのヘビーで密な映画を味わいたくなったら本作をどうぞ。 結末が分かってしまうと大方の興味が奪われると思うので書きません。

  • sab********

    5.0

    ジャックレモン名演技

    社会派サスペンスドラマとしてのみならず、嫁舅の確執を経て、それぞれの夫、息子であるチャーリーの行方を、必死に探し求めるうちに芽生える親娘の絆を描いた人間ドラマとしても優れた作品だ。ジャックレモン相変わらずさすがの名演技。 それにしても、人一人の命などチリほどにも感じない当時のチリの軍事政権、アメリカ主導の国際政治の非情さはおぞましい。同じような悲劇は当時の南米で、今はイラク、ウクライナで繰り返される。こういう映画が作られ続けることこそ大切なことだろう。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

アカデミー賞第55回

脚色賞

カンヌ国際映画祭第35回

パルム・ドール男優賞

基本情報


タイトル
ミッシング

原題
MISSING

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル