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ウインディー

大きなお茶会

4.0

10分の1のストーリー

ある意味、すごい映画。 よくこんな映画が作れたと思う。 500ccではなく250ccクラス。 主人公はワークスライダーではなく、プライベーター。 ぶっちゃけ華はない。 主人公は世界グランプリに挑戦する日本人プライベーター。 順風満帆で結婚もしたが…事故で引退。 車椅子生活を余儀なくされ、妻に食わせてもらう生活。 失意の内に娘が産まれ成長していく娘、そして徐々に回復していく自分。 事故から10年が経ち、レーサーとしてカムバックを決心するが、妻は反対する。 2人は離婚… 10歳になった娘が夏休みで、主人公に会いに来る所から映画がスタート。 つまり、10年にわたるストーリーの最後の1年だけを映画化している。 そこに至る10年間の説明は無し。ダイジェストすら無い。 ぶっちゃけ、事前に原作小説を読んでいないとストーリーの全容は掴めないし、サイドカーの老人について説明されていないので、彼の身の上も分からない。 全編ヨーロッパロケで日本人は主人公しかいない。 当然、字幕スーパー。 日本語は一言しか出て来ない。 ぶっちゃけ洋画。 250ccプライベーターの地味さ。 原作を読んでる事が前提のストーリー展開。 10年間の話の最後の1年だけ。 こんなマニアックで観る人が極めて限定される作品を全編ヨーロッパロケで撮影とか、採算度外視の趣味で作ったとしか思えない作品。

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