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皆殺しの天使 (1962)

EL ANGEL EXTERMINADOR/THE EXTERMINATING ANGEL

監督
ルイス・ブニュエル
  • みたいムービー 50
  • みたログ 122

4.05 / 評価:66件

シュールレアリスム映画の傑作

  • pos******** さん
  • 2007年4月3日 23時01分
  • 閲覧数 899
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

 物語は上流階級の人々二十数人が、原因が分からないまま屋敷の一部屋から出られない間の様子をアイロニーを込めて描かれている。
 関心は勿論何故彼らが部屋から出られなくなったのかになると思う。一言で言えば彼らは考え過ぎたのだ。彼らが部屋から出られなくなった直前に、使用人たちが次々と屋敷を出て行けたのは、明確な理由があったからではなく、なんとなく出て行きたかったから出られたのであり、執事のフリオが出られなかったのは、彼が使用人たちをまとめる役割を持った‘考える人’だったからだ。
 同じ事は屋敷の外にいた人々にも言える。一人の子供が最初は入れたのに、途中で引き返してきたのは、大人がその子に余計なことを言って知恵を与えてしまったからだ。
 では何故彼らは部屋から出られたのか? 彼らは、偶然全員がパーティー解散直前の時と同じ位置にいることに気がついた。深く考えずにそのままその時の解散気分をたどり直した結果、部屋から出ることが出来たのだ。
 理性の支配をしりぞけることがシュールレアリスムの目的であるのならば、これはルイス・ブニュエルの作品の中で最も分かりやすいものと言える。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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