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皆殺しハンター (1972)

LA MALA ORDINA/MANHUNT/THE ITALIAN CONNECTION

監督
フェルナンド・ディ・レオ
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3.67 / 評価:3件

これは!あの作品の元ネタか?

  • osugitosi さん
  • 2012年4月12日 1時03分
  • 閲覧数 351
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

はい、これは1972年のイタリア映画で、
翌73年に、日本で劇場公開されたそうです。
いわゆるマカロニアクション、やくざ映画イタリア版とも言えましょう。

いかにも当時の悪役商会欧米支店?の連中が競演してます。
筆頭は、前にレビューした「続・殺しのテクニック/人間標的」で
主演してたヘンリ・シルヴァで、今回は主演でなく敵役。
アメリカからやって来た殺し屋の役です。
その相棒がウッディ・ストロード。
(「スパルタカス」の黒人戦士役や「プロフェッショナル」などでお馴染み?)
彼らが、ボスの命令を受けているシーンから始まります。
ミラノの組織にて、資金源の横領騒動が起こったので、その犯人を殺せ!
という命令であります。

しかし、その横領事件には裏があるのですが、見てのお楽しみ。
というか、どうでも良い。
その犯人役が、マリオ・アドルフといういかにも
イタリアンな俳優さんで、アノ頃の欧米映画には
良くお見かけする顔であります。
この方が一応、主人公ということになります。

で~この主人公は売春の元締め、というかポン引き野郎で、
人のよさそうなタイプ。
しかし、怒ったら凄いんです。
特に、頭突きが得意技?でして、電話機も一撃で壊しちゃいます。
圧巻は、走る自動車にしがみついて、フロントガラスを
頭突きで粉々に割ってしまうシーンでしょう。
(どんな映画だ?と思われましょうね)

で、もう一人の悪役といえば、ミラノの組織のボスを演じております
アドルフォ・チェリであります。
え?知らない?
「007サンダーボール作戦」で敵役だった人と言えば分かるかな・・・
いかにも大塚国夫が吹き替えすれば、似合うダミ声です。

女性陣としては、同じく「サンダーボール作戦」で
見覚えのあるお姉さんが、ノーブラで登場。
殺し屋たちにミラノを案内する役です。
その他、ハダカになる女性多数登場で
そっちのお楽しみもあります。
さらに、主人公の妻役にシルヴァ・シコナ!
かつての「鉄道員」での純真な娘役も貫禄の熟女・・・

ということで、これだけのメンバー?と
アクション・お色気が満載なら、絶対に楽しめる
面白い作品!
にならないところが、マカロニでして(とほほ)

ユルユルの演出、最初の殺し屋たちが命令を受けてる
シーンから既に、トホホなオーラが満載。
安っぽいアダルトビデオなみであります。

殺し屋お二人の犯人を捜すシーンなど、歩きまわることはない。
ただしゃべってるだけ、ストロードにいたっては
にらんでるだけ。

アクションシーンなどでも、やたら見ている者のリアクションを
顔のアップで見せたりして、笑ってしまいます。

よって、女子供が車にはねられたり、子猫が撃たれて死んだり、
陰惨なシーンもありますが、
ユルユルなので、重くなく、陰惨に感じられないのが逆に救い?

で~これらが、意図的に演出されてるなら、別の意味で凄い
とも言えましょうが、明らかに力量不足で
苦笑させられるのですから、真面目な映画ファンには酷評でしょう。

しかし、これを逆手にとって、わざとユルユル感で
殺し屋を演出したのが
タランティーノ監督でしょう。
「パルプ・フィクション」での白人と黒人の殺し屋コンビ。
彼らもまた、命令を受けて、かばん探ししてました。
ファミレス?とかで喋ってるシーンが多かったです。

そう、タラ監督はこの作品を見て「パルプ・フィクション」を
撮ったに違いありません。
元ネタはこの作品だったのです。(たぶん)

でも、タラ監督の場合はユルユルの中にも
重さというか、残酷さを奥に秘めているので、
お喋り中でもいつ爆発するか分からない恐怖を
感じさせるわけです。
そこが、大違い、このオリジナルはユルユル感が
勝っており、恐くありません。
せっかくヘンリ・シルヴァが演じてるのに
恐さが出てないのは
明らかに下手な演出と言えましょう。

でも、ヘンリ・シルヴァはカッコいいです。
出番は多くないけど、魅せられます。
邦題もたぶん、この殺し屋のことを指してるのかと思います。

そういうことで、
本来なら☆2つ位の出来栄えですが、
ヘンリ・シルヴァに免じて、☆1つサービス。
さらに、前述のとおり、今見ると、
タラ監督が影響うけてるんだな。
と思わせる作品であったので、
もう1つサービス。

興味を持たれた方はDVDは、レアですが、御覧下さい。

詳細評価

物語
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映像
音楽

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