戦争の個人史
- ラッキーナンバー7 さん
- 2007年10月2日 1時19分
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- 総合評価
ミッチ・ゲイナーが好きで幼少の頃から大好きな作品。
この作品で強烈な個性を放っているのが、作品中で流れる「ブラディー・メリー」を演じる、ファニタ・ホール。
「バリ・ハイ」という曲(今観ると顔の異常なテカリ具合と人種差別的なものを感じるが)
の幻想的なシーンが目に焼きついて離れない。
彼女の娘役のベトナム系フレンチ?のフランス・ニュイエンの歌い泳ぐ、「HAPPY TALK」は以前ビールのCMに流れていたが、
とてもインパクトがあり私の好きなシーンでもあり。
この当時はこういった第二次世界大戦ものの映画が何本も製作されていたが、
ミュージカルの本作でさえ、日本人(JAPという台詞ばかり、、涙)が醜く描かれているのが哀しかったり、、、
歴史は変えられないので感情は抜きにして。
アメリカ人の当時の激しい人種差別を美しい音楽に乗せながら、肯定も否定も
ぜず。と思うと実は愛する人やその家族の肌の色や、背景など関係無いというメッセージを
送っている、この当時にしては斬新な内容です。
ミッチ・ゲイナーがとても良いです。ダンス、歌、演技とも全力投球。
この作品後は、ぱったり、、、ですが。
アステアとかこの当時のミュージカル映画って内容が???の方には、
是非観て欲しい作品です。
美しい風景と音楽、対比したかのような戦争の悲しみ。
おススメ!
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