ミモザ館

PENSION MIMOSAS

110
ミモザ館
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(4件)

悲しい50.0%切ない33.3%絶望的16.7%

  • 一人旅

    5.0

    女主人の愛情に罪はない

    ジャック・フェデー監督作。 身寄りのない男の子を引き取って育てた宿屋の女主人の愛情を描いたドラマ。 実の子どもではないにも関わらず、女主人は夫と一緒に幼い頃から育てたピエールに無償の愛情を注ぐ。金を無心されれば大切な貴金属を質に入れてでも金を工面するし、ピエールが恋人と宿に戻ってきたいと言えば二人のために部屋を用意する。ピエールのために甲斐甲斐しく動く女主人に対し、ピエールは素っ気ない態度を取ったり、時には「近寄るな!」と声を荒げて邪険に振る舞ったりするのだ。ダルデンヌ兄弟の『少年と自転車』でも感じた、(義)母に対する申し訳ない気持ちや、息子を心から想う母の深い愛情が胸の奥に突き刺さり、少々居心地の悪さを感じてしまう。 本作では女主人の深すぎる愛情が逆に災いとなり、予期せぬ事態を招く原因となる。確かにピエールに対する女主人の行動には行き過ぎな面もあったのかもしれない。だが、女主人を責めることなど到底できない。ピエールのためを想った行いが結果的に裏目に出てしまったかもしれないが、それら全ての行いを裏付けているものは紛れもなく女主人の愛にあるからだ。 女主人に扮したフランソワーズ・ロゼーの演技が素晴らしい。イタリア女性のように肉付きの良い体格だが、ピエールのことが絡むと母親としての繊細な一面を見せる。ピエールが「宿を出ていく」と言い放った際に一瞬見せる微妙な表情は見事だ。他にも、ピエールの発言に動揺し意味もなく宿泊帳を触ってみたり、悲しみを隠すように急にその場から立ち去っていったりするのだ。

  • gar********

    5.0

    母になりきれなかった女の悲劇

    南仏で下宿屋ミモザ館を営むルイズ(フランソワーズ・ロゼー)は、夫と女将として宿を切り盛りしている。夫婦に子供はなく、親と離別したピエールを引き取って育てたが、やがて彼は実の父に連れて行かれた。その10年後、実の父に死なれたピエール(ポール・ベルナール)は、パリで賭博に耽る自堕落な生活を送り、ギャングの親分の女に手を出してしまう。心配したルイズは彼を連れ戻すが… この作品を知ったのも淀川長治さんの本から。淀川さんの語る養子にした子どもを女として愛してしまうルイズの悲劇とラストシーンに、衝撃を受けたからです。実際に見てみて、この映画は本当に素晴らしい!その素晴らしさは、なんと言ってもルイズを演じたフサンソワーズ・ロゼーの演技に他なりません。この映画を撮った時、ロゼーは既に40歳を超えていました。はっきりいって若さはありません。女優に美しさを求めるのであれば、彼女は女優としては盛りを過ぎてしまっています。しかし、彼女の演技には、若さでは表現できない味わいがあります。明るくしっかりしたミモザ館の女将としての顔、養子のピエールにありったけの愛を注ぐ顔、そして息子の恋人ネリーへの嫉妬を見せる女としての顔…そのどれもに私は惹きつけられました。特に素晴らしいのは、ギャングの愛人だった息子の恋人を追い出すために、ギャングに彼女の居所を密告するシーン。ミモザ館にやってきたそのギャングを彼女の居所に案内する時のロゼーの演技には、「絶対にこの女を排除してやる!」という暗い情念が強く感じられました。私は、このシーンを見て嫉妬と言う物はどんなに明るくよい人物さえも恐るべき悪人に変えてしまうと感じました。明るいしっかりもののおばさんが見せた、愛に狂う女の顔に何とも怖さを感じずにはいられませんでした。 母になりきれなかった女の悲劇を、名女優のパワーで魅せた映画です。

  • mor********

    5.0

    何をどう書けばよいのか

    フランス映画の名作であることは知っていたので 期待して観た作品です。 フランソワーズ・ロゼのこの時の演技が後年の「勝負師」へと つながると感じました。 Pension 食事付きの宿屋・下宿屋を意味します。 一筋縄ではいかない展開です。

  • qpw********

    5.0

    お願いします(´;ω;`)

    早くDVD化してください!! 昔にレンタルビデオで観たっきりで…( ┰_┰) フランソワーズ・ロゼーがとてもステキでした。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ミモザ館

原題
PENSION MIMOSAS

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-