みんな元気

STANNO TUTTI BENE/EVERYBODY'S FINE

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みんな元気
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(10件)

悲しい25.9%切ない22.2%泣ける11.1%笑える7.4%コミカル7.4%

  • 一人旅

    5.0

    家族の変容をシビアに描いた名作

    ジュゼッペ・トルナトーレ監督作。 シチリアで暮らす老人が、イタリア各地にいる5人の子どもたちに会いに行く姿を描いたロードムービー。 『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』『鑑定士と顔のない依頼人』のジュゼッペ・トルナトーレ監督初期の名作で、2009年にロバート・デ・ニーロ主演で製作された『みんな元気』のオリジナルに当たる作品。現時点で未DVD化なので中古VHSを¥3,000で入手。少々手痛い出費だが、その価値は充分にある。 VHSには【大ヒット〈ニュー・シネマ・パラダイス〉につづく感動作!】とキャッチコピーがあるが、そうではない。本作は、シチリアで暮らすオペラ好きの老人マッテオが、全然シチリアに里帰りしてくれない5人の子どもたちに会うため列車に乗ってイタリア各地を一人で旅する姿を、幻想的な映像と主人公の回想を交えて描いた逸品。老人の旅を通じて離ればなれになった家族の強い絆を再確認する…という感動譚ではない。むしろ、シビアな視点で“家族”を描いており、年月の経過とともに団結していたはずの家族が精神的に散逸していくさまが描かれる。 5人の子どもがみんな順風満帆な人生を歩んでいると信じるマッテオだが、実際はそうではない。それぞれが夫婦・親子関係に悩み、仕事に悩んでいる。だが、マッテオにその事実は知らされない。父親を心配させたくないという想いから、表面上の嘘の幸福を見せつける子どもたち。それを鵜呑みにして安心するマッテオだが、やがて子どもたちそれぞれの“嘘”を知ることになり愕然とする。 一口に家族と言っても、そのかたちは時間の経過とともに遷ろう。親と子どもで成り立っていた家族は、いずれ大人(親)と大人(子ども)の関係に変わっていく。大人同士の親子関係だから、そこには必然的に大人としての付き合い方が生じる。親に対する大人としての配慮が、逆に家族の関係をギクシャクさせてしまう。と同時に、子どもを子どものまま見なし続ける親の心情も、親と子どもの関係を窮屈にしてしまう。大人になり親離れしていく子どもたちと、大人になった子どもを昔の子どもの姿にいつまでも重ね合わせる親の性。マッテオの旅を通じて、家族の変容・親の不変・子の成熟を浮き彫りにする。 みんな元気…はいつまでも変わらぬ親の“願い”。お札を握った赤ちゃんのラストシーンがそれを端的に表現する。 主演はイタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニ。子どもに対する親の理想と現実のギャップに直面する主人公マッテオを、哀愁漂ういぶし銀の演技で魅せる。マッテオの息子の一人は『ニュー・シネマ・パラダイス』のトト役で知られるサルヴァトーレ・カシオ。音楽はもちろんエンニオ・モリコーネ。

  • kat********

    5.0

    ニューシネマより いい

    好きな映画 ベスト5に入ります。 最近はレンタルでも 置いてないので残念ですが デニーロのリメイク版より 数万倍もいいです。 リメイク版より ストーリーも描写もキャラクターも全然いいです。なぜみなさん低評価なのか わかりません。 米映画に毒されすぎでは・・・

  • sen********

    5.0

    ネタバレ私は大好きです☆

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tak********

    4.0

    巨匠の影響を感じさせる佳作

    マストロヤン二がすっかりお爺ちゃんで驚き。 (実際はもう亡くなってますけど) やっぱ味がある役者だなと。あのメガネは?(笑) 冒頭の海辺のシーンはまんま「ベニスに死す」の構図。 オマージュかな? ストーリーは大きくなった子供たちと親の関係性が主軸で 小津の「東京物語」の影響が大きいだろう。 だけど、原節子的なキャラが不在なのと、イタリア社会の問題点を交えたのが、作品を暗めのトーンに。シビアだ。 「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトの笑顔は やっぱ愛くるしさ満点。 個人的には、「女があなたなしじゃ生きられないと言う時は、別れようとしてる証拠だ」というセリフが強烈な印象。 最近、実体験したばかりだ。

  • hoo********

    4.0

    元気があれば多少の事は何でもできる作品。

    マッテオは公務員を退職しシチリアで静かに暮らしていた。 5人の子供達が夏にやって来るはずだったのだが・・物語。 内容はじっちゃんのロードムービー。 マッテオにとって自慢の5人の子供。当然、子は親から離れ羽ばたくが 親からすればいくつになっても子は子供という家族愛を逆手にとった話。 夏休みに来なかった5人の子供達に自ら会いに行くのですが 現実というのはホントに残酷なもんだなと改めて感じさせてくれた作品。 話自体は一応、少し捻ってますがベタです。ほぼ予想通りの展開でした。 イタリアの風景が目に焼き付く旅で、時折観せる意味深なシーンが印象に残る。 個人的に好きな部類の作風。特に列車での親バカぶりのシーンは和みましたね。 現実的ではあるけれどしっかりと家族の絆を描いているのではないかなと思います。 ただ、1つだけ気になったのは選択のエピソード。 中盤にある婦人とのエピソードがあるのですが個人的には終盤にあった方が 真実を知るべきかの葛藤が活きたのではないかな?と思いました。 人生で 多かれ少なかれ嘘をついた事がない人なんてそうはいないと思います。 嘘なんてのは真実でなければ全てが嘘になりますしね。争いを避ける嘘、 相手を傷つけないようなお世辞や社交辞令だって嘘の部類に入ると思うし。 ただ、それが嘘だとわかるとやはり人を傷つけてしまうのも厄介な所です。 この作品でも嘘をついているという事と真実のWパンチがマッテオに降り掛かります。 でも総じて受け入れる事が出来た人間というのは強くなるような気もします。 それが人間の強さであり、魅力なのかもしれません。 去年はワシは親父と1回しか会わなかったのですが、今年は6回程会いました。 昔は家族と出掛けるのもこっ恥ずかしい気持ちもあったもんだが今は薄れた。 今年の年始に誘ったボーリングが世代的に火がつき、今年はことあるごとに誘ってきます。 「コインランドリーに靴のタダ券があったんだけどさぁ期限が○日までなんだよねぇ」 もじもじとしながら行きたくて行きたくてしょうがないフリをします。 「彼女かっ!」 そんなツッコミをしながらも、ワシも嫌いではないので予定を立て せっかくなんで旨いもんも食わしてやろうと店を予約をしたりとそんな事をやってました。 まあ、ワシにはまだ子供なんていないので親の気持ちなんてわかりません。 でも、この作品のように親ってのはいくつになっても子は子供というのはわかってます。 親父は母や妹からは煙たがれてますし、だから暇がありゃ会ってあげたいんですが・・。 でも会うとうっとしいくらい喋る。放任主義なのが不幸中の幸いなのだが何時間でも自分の事を喋る。 「彼女かっ!」 そいでもってややヒス系なので口論、殴られたりもします。 しかも親父は関白主義なので絶対に折れない。なので仕方なくワシがいつも謝るハメになります・・・。 「彼女かっ!」 そんなクソ親父ですがワシはこの作品のマッテオと重ねました。 ワシがもしこの作品の子供達のようだったら真実を伝えるだろうか? 息子として・・心配をかけたくないない為の優しい嘘・・。 個人的になかなか感慨深い作品だったなぁと思いました。 ワシにとって親父は反面教師の親父像だ。だけど・・それでもワシにはかけがえのない家族である・・。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
みんな元気

原題
STANNO TUTTI BENE/EVERYBODY'S FINE

上映時間

製作国
イタリア/フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル