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無敵艦隊 (1937)

FIRE OVER ENGLAND

監督
ウィリアム・K・ハワード
  • みたいムービー 2
  • みたログ 29

3.50 / 評価:8件

「無敵」艦隊の「敵」は諜報部員だった。

  • 百兵映 さん
  • 2016年4月21日 17時20分
  • 閲覧数 360
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 無敵艦隊をスペインの側から知りたかった。『エリザベス』も『……の黄金時代』も、イギリスから見た無敵艦隊でしかないのだから。ところがこの『無敵艦隊』も、結局はイギリスから見た艦隊でしかなかった。しかもそれは、両国王からの諜報部員の情報戦略の中でのものでしかなかった。だから海上戦が問題ではない。(古い映画ということもあるが)スクリーンに現れる艦隊はいかにも貧相だった。

 戦争なのだから諜報活動で戦略が決まり、その戦略で勝敗が決まる。決して前線の「勇気」で決するものではない。この映画ではスパイ活動が逆スパイ活動になる様が描かれていてスリルがある。

 歴史のスケールとしては比べものにならないが、かつて日本の“幕末・維新”の権力乗っ取り事件も諜報部員によるものだった。そういう視点から見れば、どうも不可解な薩長同盟や龍馬暗殺や慶喜逃亡などがすっきり理解される。情報合戦というより諜報活動合戦だったわけだ。

 イギリスの女王の知力・胆力だけで、かの無敵艦隊を打ち破ることなど出来っこないことだ。そこには諜報員の働きがあった。権力争奪戦というのは、どうも諜報員の能力と、それを動かす操り能力にかかっているように見える。そういう映画だった。

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