あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(22件)
- エル・オレンス
5.0点
ネタバレ魅力たっぷりの両親に涙が溢れる。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - oir********
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - pin********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - fg9********
3.0点
…『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督の1993年の作品。 …あらすじは、解説のとおり。 台湾からニューヨークに渡って暮らしているウェイトンはゲイで、サイモンというアメリカ人の男性と暮らしていた。 そんな折に、台湾から両親が出てくるという。 ゲイなんてことがバレたら両親はどんなに悲しむだろうと察し、市民権を欲しがっていた中国人娘ウェイウェイと簡易な偽装結婚を挙げることにする。 これで一時はほとぼりが冷めると胸を撫で下ろしていたが、中華飯店の支配人がかつて父親に大変世話になった人で、その人から絶対に披露宴を催さなければ両親の面目が立たないと諭されて披露宴を挙げることにした。 そして、ウェイトンはゲイの筈が、ウェイウェイのお腹に小さな命が宿り……てなストーリー。 ウェイトンはピエロ的な存在だったが、相方のサイモンの心憎いまでの優しさは見ていて心地良かったし、お父さんは幾度か死んじゃうのかと思わせたが、学のある一面には心が和んだ。 落としどころも無理のない納めようで、一見の価値はあった。 中国の披露宴も日本と同様に派手ハデだったが、新婚さんの初夜のスイートルームに友人たちが大挙して押しかけ、麻雀卓まで囲んでしまうのにはちょっぴり驚いた。
- jac********
5.0点
ウェイトン、サイモン、ウェイウェイの3人それぞれがウェイトンの両親への敬愛の念を抱き、それがあるからこそ偽装結婚という裏切りがいっそう苦しく感じられるところがこの映画の肝と言える。本当はみんなないものねだりで、そもそもは私利私欲のために企てたこの計画。だけど思わぬ方向に転んでいく様はコメディーを交えつつ、抑えた演出ではあるが登場人物たちの秘めた思いは瑞々しいくらい画面にこぼれ出していた。 ふとした表情や後ろ姿からも心情が読み取れ、登場人物たちと同じ空間にいるような近さを感じた。 自分が同性愛者であることが両親を失望させると心苦しく思うウェイトン、偽りでも少しは愛して欲しかったウェイウェイ、恋人の両親のために健気に働くサイモン、ちょっと天然?なお母さん、そして誰もが終盤のお父さんにはホロリとさせられるはず。 ウェイトンとウェイウェイの写真撮影を見つめるサイモンの背中と、お母さんの「母親って損ね」という台詞が特に印象に残った。 どんちゃん騒ぎの結婚式は呆気に取られたが、豪勢な中華料理とド派手な飾り付けは美しかった。中国風のようなよくわからない音楽も妙にマッチしていた。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ベルリン国際映画祭第43回