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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 (2001)

GODZILLA, MOTHRA AND KING GHIDORAH: GIANT MONSTERS ALL-OUT ATTACK/GODZILLA, MOTHRA, KING GHIDORAH: THE GIANT MONSTER'S GENERAL OFFENSIVE

監督
金子修介
  • みたいムービー 12
  • みたログ 605

3.51 / 評価:292件

平成のゴジラ作品で一番好き

  • k4n******** さん
  • 2020年11月4日 21時56分
  • 閲覧数 262
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

平成ゴジラ作品で一番好きです。
単純にゴジラ、モスラ、キングギドラのスター怪獣揃い踏みな豪華さもありますが、個人的にはストーリーが凄く好みでした。

VSシリーズで作り上げてきた「孤高の悪役レスラー。時々良い役」みたいな感じだったゴジラのイメージをぶち壊して、今回は完全に人間を拒絶するかのような攻撃性を見せてきます。
巻き添えなどではなく、明確に人を狙って殺めるシーンもあり、ハッキリと悪意を持って襲ってくるのが怖くて恐ろしくて。

映画内では「太平洋戦争で亡くなった人の怨念」と表現されているゴジラの敵意の根幹については、「先人への敬意を失くした日本人への失望」にも「戦争の過去を忘れてしまった事への怒り」にも「国のために、と自分たちを死に追いやった日本そのものへの恨み」にも見えて、どのニュアンスをどのくらい拾い上げるか受け取る人次第な余白があるのが良かったです。

原発でも敵怪獣でもない、東京に向かって侵攻する意味なんかも考えてみると色んなニュアンスが読み取れそう。


人間側のドラマも、主人公の親子がそれぞれ報道と軍人という、映画などでは敵対する事も多い職業の人間でありながら、親子という関係性があるからか、互いの職業に敬意を払っている描写が随所にあるのも好印象。
お父さんも娘も若干棒読みなきらいもありますが、佇まいや雰囲気はよくハマっており、全体的には良いキャスティングだったと思います。


戦没者の魂がゴジラとなって襲ってくる、ファンタジックな対ゴジラ部隊ではない現代的な軍人主人公がヒロイックに大活躍など、政治的な意味合いを受け取られそうな要素を扱いながらも、前述のように「戦没者の魂」は解釈の幅がある、「いつの時代の軍人も実戦経験はない方が良いと思っている」といった趣旨のセリフを入れてタカ派的には見せないなど、バランスを上手く取って作られているように感じました。


ゴジラ以外の怪獣たちに関しては、バラゴンにもう少し活躍の機会を与えてほしかったとは思いましたが、モスラ、ギドラは最終的に敗れる立場でありながら、十分活躍させてくれて個人的には満足でした。
最終的に人類がゴジラを撃破する展開、しかも人類の英知の力などではなく主人公(父)の超人的な度胸と頑張り一点での勝利に乗れるか乗れないかのハードルがありますが、そこを受け入れられる方には十分楽しめるのではないかと思います。


とにかく、ゴジラが強いし怖い! でもその怖さは悲しさも含んでいる。という、気持ちに訴えかける物の多い一作でした。
怪獣同士のプロレスを見るのも大好きですが、個人的にはこの怖さ、悲しさの衝撃こそがナンバーワンです。

詳細評価

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