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ビジターQ

ビジターQ

R18+84

big********

4.0

ぶっとびますが、後味悪くないです。

三池監督の作品は見たことなくて、たまたまだんなが観たいってことで一緒に見たんですが、出だしが出だしなんで、「何だ、この変態映画は・・・」なんて思ってみているうちにだんだんはまってました。 夫婦役の遠藤憲一と内田春菊の功績が大きいと思います。 二人とも素晴らしい。 よくこんな汚れ役やったなって思う。 ほんと、役者って体をはってやる仕事なんだなってつくづく思いました。 ただ、綺麗だけで綺麗な役をやっている人たちが多くて、腹立ってたけど、この映画ですっきりしました。 大真面目な問題を描くのに、エログロナンセンスを装ってるところがいいですね。 しかも、そこに笑いも絡めて。(晴れ晴れした笑いじゃないですけど・・・) 大真面目なテーマを掲げてるだけで、映画としての描き方やエンターテインメントを忘れてる、独りよがりの映画が最近嫌いなんです。 そういう視点からも、すっきりしました。 今の日本の家族の問題を全部詰め込んでるんですけど、大真面目に大上段から描くこともできるテーマを、これだけはちゃめちゃ風に描いてて、最後のカタルシスに持っていく手腕はなかなか見ないですよ。 というのも、型どおりになっていない人物描写とはちゃめちゃに見えつつ、緻密にきちんとネタ(現実味がない部分もありますが、登場人物の感情をなぞっていくとまあまあ納得)を重ねて、最後の盛り上がりまで破綻なくストーリーが構成されてるんですよね。 拍手喝采です。 私は知性を感じました。 ビジターQの存在が、家族それぞれの欠けている部分を少しずつ補っていって、家族お互いの存在の大切さを目覚めさせていくという仕掛け。 具体的にどういうことかは、見てもらいたいですけど。 そして、ラストシーンは意外でした。 この裏切りぐあいが、最後にほっと息つけていいです。 ほかの三池監督の映画見たことないですけど、暴力映画というイメージが強くて、あんな風に終わるとは・・・本当はすごく優しい人なのかなって、監督のイメージ変わりました。

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