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ビジターQ (2000)

監督
三池崇史
  • みたいムービー 28
  • みたログ 119

3.49 / 評価:45件

ぶっとびますが、後味悪くないです。

  • big******** さん
  • 2012年9月16日 5時50分
  • 閲覧数 3155
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

三池監督の作品は見たことなくて、たまたまだんなが観たいってことで一緒に見たんですが、出だしが出だしなんで、「何だ、この変態映画は・・・」なんて思ってみているうちにだんだんはまってました。

夫婦役の遠藤憲一と内田春菊の功績が大きいと思います。
二人とも素晴らしい。
よくこんな汚れ役やったなって思う。
ほんと、役者って体をはってやる仕事なんだなってつくづく思いました。
ただ、綺麗だけで綺麗な役をやっている人たちが多くて、腹立ってたけど、この映画ですっきりしました。

大真面目な問題を描くのに、エログロナンセンスを装ってるところがいいですね。
しかも、そこに笑いも絡めて。(晴れ晴れした笑いじゃないですけど・・・)
大真面目なテーマを掲げてるだけで、映画としての描き方やエンターテインメントを忘れてる、独りよがりの映画が最近嫌いなんです。
そういう視点からも、すっきりしました。

今の日本の家族の問題を全部詰め込んでるんですけど、大真面目に大上段から描くこともできるテーマを、これだけはちゃめちゃ風に描いてて、最後のカタルシスに持っていく手腕はなかなか見ないですよ。

というのも、型どおりになっていない人物描写とはちゃめちゃに見えつつ、緻密にきちんとネタ(現実味がない部分もありますが、登場人物の感情をなぞっていくとまあまあ納得)を重ねて、最後の盛り上がりまで破綻なくストーリーが構成されてるんですよね。

拍手喝采です。
私は知性を感じました。

ビジターQの存在が、家族それぞれの欠けている部分を少しずつ補っていって、家族お互いの存在の大切さを目覚めさせていくという仕掛け。
具体的にどういうことかは、見てもらいたいですけど。

そして、ラストシーンは意外でした。
この裏切りぐあいが、最後にほっと息つけていいです。

ほかの三池監督の映画見たことないですけど、暴力映画というイメージが強くて、あんな風に終わるとは・・・本当はすごく優しい人なのかなって、監督のイメージ変わりました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 知的
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