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日本の黒い夏 冤罪 (2000)

監督
熊井啓
  • みたいムービー 39
  • みたログ 338

3.59 / 評価:94件

昔、学校で見せられた道徳教材レベルの映画

  • アイアンハート さん
  • 2016年6月11日 21時59分
  • 閲覧数 2205
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

3.73点/50人/2000年  

制作陣の本作に込めた思いは、まじめでまっすぐだと思うが、
一本の映画として全く面白くないつまらない映画なので、評価はこの程度になってしまう。

個人的には、事件に関する1時間で十分な純粋なドキュメンタリーに制作陣の想像による脚色や人間ドラマをぶち込んで2時間に延ばした、ドキュメンタリー風映画。と受け取った。

全体的に演出(や脚色)が古臭くて音楽も時代遅れ感テンコ盛りなので、道徳教育ビデオか、はたまた教習所で見せられた教習ビデオ見てるような気分になってしまった。
後で調べたら、当時監督さん70歳!!
そんな年齢で監督する事は単純にすごいと思うが、さすがに現代の及第点映画を撮るほどのパワーはなかったって事かな。


題名にもあるように ”冤罪” を生み出す、権力・マスコミ・世間、に対する警鐘であるのは疑いようが無い映画だとは思うが、本作からは明らかに制作陣の意図した主張が読み取れてしまう。
そのこと自体ある種の思い込みを発生させる危険をはらんでいるように感じて違和感を感じた。

本作が事実にどの程度忠実で、どの程度の脚色があるのかは知らないが、
実際の人物とは違う名前にしていたり、単にカルト集団として名指しはしていないが、少なくとも日本人ならほぼ実際の事件を扱ってると考えるだろうし、名前を変えただけで、世間が勝手な脚色ありのフィクションとして受け取ってくれるだろう。と言う考え自体が、すでに時代に合ってないように思う。
自分もマスメディア側の人間で、影響されやすい世論に少なからず影響力があると言う考えが足りないように思う。

もし脚色ありきでフィクションとして見せるなら、その旨の説明がいると思うし、また脚色なしの事実の再現ドラマとして見せるにしても、その旨の説明はいると思う。”冤罪”を扱った映画であるがゆえにその部分にもっと配慮して欲しかった。

まあどちらにしても、映画としてよく出来ているとは思わないので、個人的には純粋なドキュメンタリー1時間見たほうがいいかな。


余談、
親子共演で無理やりの出演かなと思うほど、北村有起哉氏の演技が下手に感じた。
同監督の ”黒部の太陽” の時には親子で出ていた、寺尾聰氏の演技をみて同じように感じた。
個人的には寺尾聰氏今でもそんなに巧いと思わないが、世間的には評価が高いようで、役者としての初めが酷い演技でも、長年かけて認められる事もあるんだなと、映画と関係ないところに感心したりした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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