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火の鳥 ヤマト編 (1987)

監督
平田敏夫
  • みたいムービー 1
  • みたログ 81

3.36 / 評価:22件

救いのない物語

  • bam***** さん
  • 2009年4月27日 3時47分
  • 閲覧数 529
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

救いのない物語なのに、観終わってから救われた様な不思議な余韻の残る映画でした。

それにしても、同情出来るレベルを超えている程、主人公達が不運でなりません。
父に疎まれていた事を知らずに、恋しさに引き裂かれそうになりながらも暗殺を実行した主人公、帰国して事実を知り失意するも、今度は亡き父の葬儀のための殉死者を助けようとして、自分も生埋めされる事になる。。。
どこまでも可哀想な人生です。

火の鳥は、「一人の命が失われた事で、大勢の命が失われる」という殉死の慣習を嘆き、その愚かさを人間に説くためにか、殉死者に力を与え、彼らを1年もの間生埋めのまま生き長らえさせます。なんて残酷な。。。拷問の様です。そして、主人公達が遂に力尽きると、この事が人々の心を変えたのか、後に埴輪を代用する事で殉死の慣習が廃れた、というテロップが出て終わります。

永遠の命を持つ、火の鳥の目線からの物語だと思えば納得がいきます。火の鳥からすれば、生死を繰り返しながら命を繋いで行く生き物達は、1つ1つの命というよりも、命のリレーそのものとして捉えている様な印象を受けました。だから、主人公達という個々の命の苦しみではなく、人間という種族全体、更にはその未来の子孫達へ、という所に火の鳥の目線は向けられているのだと思います。

救いはないのに、何故か印象に残る物語です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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