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ロード・オブ・ザ・リング (2001)

THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING

監督
ピーター・ジャクソン
  • みたいムービー 261
  • みたログ 1.1万

3.92 / 評価:2032件

初作でこの上映時間はキツイ

  • my******** さん
  • 2018年3月4日 19時27分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

公開時以来の鑑賞。劇場で見た時は「壮大な映画だな」と思いつつも、3時間という上映の長さから「またすぐ見たい」とは思えなかった。もちろん「王の帰還」を見た時の見届けた充実感や感動は忘れられない。見るのには気力が必要だが16年たち「王の帰還」をもう一度見るために第1作目から再挑戦した。

ニュージーランドの壮大な景色、素晴らしい音楽、16年前の作品とは思えないほどのCG技術。大人になった今見返すと、確かに演出や技術的にアカデミー賞に相応しい映画だと思った。RPG的要素をふんだんに散りばめたワクワク感があり、根強いファンがいるのも納得。カメラワークも引きのカットは壮大に広い景色をこれでもかと強調し、戦闘シーンは脈動感があり演出の素晴らしさが光る。

役者も素晴らしく、特にイアン・マッケランとクリストファー・リーの安定感と貫禄は見ていて気持ちいい。出てくる度に見入ってしまう。

ただ、やはり上映時間が長い。1作目でも3時間。初作でこれだとハマらない人は絶対に離れてしまう。原作を読んだ事はないのでどこまで忠実に映画に反映させているかは分からないが、映画サイズにする際にはある程度の脚色とテンポの調整は必要だと思う。まず、シャイアからエルロンドのエルフの都に行くのに1時間半。そこから仲間が集まり旅が始まるのだが、仲間が揃うまでが長い…。そこまでにフロドを通して世界観の説明と人物のバックグラウンドを説明しているのだが、長尺であるにも関わらず観客へのすり込みがうまく出来ていないように思う。口頭のみで並べられる聞いた事のないような人物名、地名の連続で時間を割いても覚えきれない。それで1時間半は長すぎる…。一部を大胆にカットしてもエルフの都に仲間が集結する場面にはたどり着くと思う。

そしてクライマックスは、ボロミアの死と別々の旅立ちなんだが…、その前にガンダルフが死ぬというビッグイベントを経験した後なので、どうもクライマックスが弱く感じる。戦闘もガンダルフが死ぬドワーフの坑道モリアの決戦に比べればかなり単調な物だし、はやりガンダルフの死とボロミアの死を比べてしまうと…。 という事でピークが中盤過ぎのモリアの決戦にあり、それ以降は尻つぼみ的な感じが否めない。第一部とは言え、ひとつの映画として見るとやはりクライマックスにもう一押し向け盛り上げて欲しかった。

あとは個人的にエルフの森のガラドリエルのくだりがいまいちつかめなかった。何がしたかったのかさっぱり。説明不足か字幕のせいなのか、それとも自分のせいか…。公開当時も理解できなかった事を思い出した。

取り敢えず、映画の壮大さは今も色褪せない力作だが、唯一上映時間だけがネックだった。これでエクステンデッド版もあるというのだから、ゾッとしてしまう。2作目以降もより長い上映時間だが、こちらは尺と比例して積み重なる物語がより濃く感じ気にならない。第1作目を一本の映画として見ると個人的にはネガティヴな印象だが、シリーズ全体としてみるとやはり回を追うごとに面白くなっていく理想的な形なのは間違いない。早く「王の帰還」がまた見たい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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