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バイオハザード

バイオハザード

RESIDENT EVIL/RESIDENT EVIL: GROUND ZERO/BIOHAZARD

PG12101

HIRO

3.0

20年越しに気付いた事。

今から20年前、既にカプコンが誇る人気タイトルとなっていたバイオハザードが実写化。 喜び勇んで劇場に足を運ぶも、 「クリスやジルはどこだよ?」 「蹴りでB.O.W撃退とかナメてんのか?」 「なんで○○○○がラスボスなんだよ!」等と、 原作との相違点が許容できない幼かった私はこの作品をクソ映画認定。 以降続く事になる続編群も含め、このシリーズを忌避しておりました。 時は流れ、今年公開された 「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」はゲーム原作の再現に注力したという触れ込みで、正に私からすれば待望の再実写化。 やはり喜び勇んで心(だけ)は少年に立ち返り、公開日に劇場に足を運んだ結果、 ようやく気付いたのは、 「あ、ミラ版(今作)って十分傑作だったんだ…」という真実でした。 確かにそこにはゲームの人物は登場しませんが、歪んだテクノロジーの暴走が引き起こした事故によりゾンビが発生した施設に閉じ込められ、 迫り来るタイムリミットの中脱出を図る様をスピーディーかつテンポ良く描いた今作は、アクションとしてもゾンビ映画としても十分に出来が良く、 ゲームをやらない一般層にも 「バイオハザード」というネームバリューを浸透させるには、十分過ぎる役割を果たすクオリティを誇っていました。 少なくとも、原作リスペクトを謳いながらクソ改悪をカマしてきた上に、 そうまでした脚本も結局つまらないという、 勘違いサメ映画監督が盛大にやらかしたウェルラクに比べれば、面白さにおいて天と地ほどの差があります。 ゲームのファンからしてみれば、 「原作再現」は、他全ての問題点をカバーする免罪符になりかねない要素です。 しかしながら本当に大切なのは、 「そもそも映画として面白いか?」 なのだと改めて痛感しました。 …まぁ、「サイレントヒル(一作目)」の様に、その双方を両立させた作品もちゃんとあるんですけどね。 何はともあれ、実写版のバイオハザードとしては、現状今タイトルがベストだと 思います。

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