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スパイダーマン (2002)

SPIDER-MAN

監督
サム・ライミ
  • みたいムービー 235
  • みたログ 1.1万

3.85 / 評価:1986件

解説

 幼くして両親を亡くし、伯父夫婦のもとで大切に育てられたピーター。高校3年生となった彼は、6歳の頃からずっと思いつづけている隣家のメリー・ジェーンに未だに打ち明けることができないちょっと冴えない高校生。ある日ピーターは親友のハリーから彼の父親ノーマン・オズボーンを紹介される。ノーマンは巨大軍需企業オズコープ社の経営者にして天才科学者。ノーマンはピーターの科学の才能を高く評価、彼に目を掛けるようになる。そんなピーターは、大学の研究所を見学した際、遺伝子組み換えでスーパースパイダーとなったクモに刺されてしまう。その瞬間、ピーターの身体に異変が起こり始める。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

Spider-Man(R), the Characters(R)&(C)2002 Marvel characters,Inc. All Rights Reserved.
Spider-Man(R), the Characters(R)&(C)2002 Marvel characters,Inc. All Rights Reserved.

「スパイダーマン」─「スパイダーマン」は完璧なヒーローになれない若者の物語なのだ

“見方”の難しい映画だ。原作はいうまでもなくアメリカン・コミック。その典型的なヒーローとしてスーパーマンがいて、バットマンがいる。スパイダーマンも同列に並べられるが、同じ“~マン”ながら彼はスーパーでも闇の騎士でもなく、正体は普通の若者。彼は偶然に超能力を得て、そのパワーを正義のために使いつつ、同時に青年らしい悩みをかかえてジタバタする、そんなことから、このヒーローは誕生以来40年、読者と等身大の<親愛なる隣人>として愛されてきた。なにしろ<大きくなったチャーリー・ブラウン>とさえ呼ばれるのだ。“見方”が難しいというのは、こうした基礎知識が必要だからだ。

98年の「シンプル・プラン」以降、ドラマ演出に冴えを見せるサム・ライミが監督、脚色は「パニック・ルーム」のデビッド・コープ。2人とも原作コミックのテイストを大切にしている。巧みな特殊視覚効果によってヒーローはニューヨークの摩天楼を飛び回り、悪役グリーン・ゴブリンと対決する。その場面はかなり痛快。が、ライミ監督はVFXの派手さを極力おさえたように思える。「スパイダーマン」はヒーローでありながら、完璧なヒーローになれない若者の物語だからだ。本作はすでに続編が企画されている。優柔不断ともいえるヒーローはこれから、どんな活躍をすることになるのだろうか……。

「死霊のはらわた」以来のライミ監督の盟友ブルース・キャンベルがプロレスのアナウンサー役として出演、その姿も見逃せない。(冨谷洋)

5月11日より、日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/5月15日]

映画.com(外部リンク)

2002年5月15日 更新

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