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忘れられぬ人々 (2000)

監督
篠崎誠
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3.25 / 評価:12件

解説

 畑の世話に精をだす男やもめの木島、最近ひとめぼれした老婦人に心ときめかす明るい伊藤、長年連れ添った妻の余命幾ばくもない事を知ってしまった居酒屋の主人・村田。彼らは元戦友同士でそれぞれの人生を穏やかに歩んでいた。やがて村田の妻が入院した先の看護婦が、戦死した戦友の孫娘である事を知るが、彼らはそこから思いも寄らぬ出来事に巻き込まれてゆくのだった……。「おかえり」の篠崎誠監督が日本映画史に燦然と輝く名優たちを主役に迎え描く感動の物語。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「忘れられぬ人々」─ペキンパーの老人アクション映画のように

単館ロードショーではもったいないのではなかろうか。なぜ富士山マークがついて8月15日全国ロードショーとならなかったのか。映画マニアの愛玩物となって終わり、ではあまりにもったいない一級品のエンターテイメントである。

主人公は南方の戦場で生き残った3人の老人たちである。1人は夫婦で居酒屋を営み、飄々と悠々自適の暮らしを送っている男はバスで出会った美女に恋をする。戦後荒れた暮らしを送っていた男は今では1人静かに畑を耕す日々だ。静かに進んでいくはずだった3人の人生に、思いもかけぬ災厄がふりかかる。

監督・脚本の篠崎誠は「老人が爆発する映画」だと言う。そう、老人たちは恐るべき敵に対して戦いを挑む。ちょうどペキンパーの老人アクション映画のように。ペキンパーは誰にでも楽しめる娯楽映画だったが、これまたアクション映画のファンからすれっからしの映画マニア、年に1本しか映画を見ない熟年カップルまで楽しめる映画なのだ。最後の戦いに赴く3人の老人の背中にはジェリー・フィールディングの音楽がかぶさり、タンブルウィードが画面を横切る。東映も「赤影」なんてやってる場合じゃないよ!(柳下毅一郎)

9月15日より、テアトル新宿ほかにてロードショー

[eiga.com/9月11日]

映画.com(外部リンク)

2001年9月11日 更新

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