空の穴
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(5件)
- mas********
5.0点
今、話題の菊地凛子も出演 菊地凛子が、まだ、?菊地百合子?だった頃に出演。 思いっきり低予算だったらしく、最初はだるい。が、途中から勢いがついてくる。 特に主演の寺島進が良い。熊切監督は当時、まだ20代だった筈だが、人生を半分あきらめかけた中年男の再生物語を見事に演出した。 ?菊地百合子?も、弱そうにみえて、実はしたたかな女の子役がぴったりはまってみえる。 繰り返しますが、最初、ノリが悪くても我慢して観ていただければ、観終わった後、元気になれます。
- cut********
5.0点
男って男の子なんだよなと思いました。 情けない男の素晴らしい映画です。
- mar********
5.0点
予告でもあった菊池凛子(百合子)の「イッチャン、星だよ、イッチャン!」の喋り方。 聞き様によっちゃ、うっとおしいバカっぽい感じだなぁとも思えるんだけど、 なぜだか、たまらなく愛おしく感じてしまった。 また、イッチャンの「ごめん、行かないで!お願い!」も 見方によっちゃ、うっとおしいんだけど、たまらなく愛おしかった。 男の情けなさと、純情さ、 女の弱さと、したたかさ これを見事に表した作品だと思う。 とてもロマンチックで、リアル。 よくある話ではあるのだけど、なぜかものすごく惹き込まれてしまった。 自然な演技をプロデュースした監督の力なのか、役者の力なのか。 インディーズ映画臭さは随所にあったけど、それによってふっと我に帰る事はなかった。 鬼畜大宴会があまりに衝撃だったので、なんとなく熊切作品は見てなかったのだけど これはとてもおすすめ。
- hsq********
2.0点
タイトルが素敵だったので、見ました。 この映画の見所は、なんてったって寺島進でしょう!! 朴訥な性格、話も下手で人付き合いも下手で、当然女の子の扱いも下手で。 妙子がやってきてからは、 不器用ながらもウキウキルンルンな浮かれ具合が伝わってくる。 あのコワモテ顔が若い女の子を前に照れながらもデレデレですからね。 後半妙子の気持ちが離れていきそうな場面での、市夫の悲しい訴えは、 中年男の孤独と悲哀と痛々しさが満ちみちていて、 そんな思いが全く届いていなくて冷たく言い放つ妙子と 見事な対照をなしていました。 ただ、話としては、ダラダラ感が強かったなあ。 北海道の澄んだ空と澄んだ空気、 そこに漂う澄んだ空間と時間、という雰囲気が 全体的ににじんでいて、この世界観は好きなんですが、 話の進み方も同じように時間軸がないままダラダラ進んじゃったので、 見終わったあとは中盤がまるで覚えてないの(笑) もう少し短い上映時間でもよかったかも。 それにしても「空の穴」という名前。 その「穴」とは孤独感なのか何なのか、 不思議な、でも素敵な名前のドライブインですね^-^
- hel********
4.0点
2001年。PPFのスカラシップの作品。監督は熊切和嘉。こちらの監督さんは処女作が話題作だったそうで、そこでぴあから奨学金もらって作ったというのが本作になるようですね。主演はバイプレイヤー寺島進とこれが初主演となった菊池百合子。今は菊地凛子さんとしてハリウッドでもやってらっしゃるあの方ですね。 なかなかの出だし。イモムシの象徴的な使い方など良かったですね。百合子さんがイモムシになって出てくるくだりなんかとても良かったです。といった序盤からずっと別れて欲しくないなと思いながら見ていたのですが、やはり別れてしまいましたね。口下手な中年ダメ男と言いたいことがいえない今時の女の子の恋は「無理に決まっているじゃない!!」という一言でご破算。付き合っているくせに無理とか言っている女性最近多いんで馬鹿じゃねーのとありきたりな結末になってしまったのが惜しいですが、それでも最後に救いのようなものがあったことがいいですかね。手紙に何が書いてあったのでしょう。気になりますね。あともう少し全体感があるとよかったですね。ショートストーリがちょっとばらばら。イモムシもあんなに良かったのにあれ以来出てきませんでしたしね。そこがちょっとマイナス。でも、2人の好演は見る価値あり。 ロケ地は北海道だったようですね。幕別あたりとのことですが。でもそれほど北海道らしくしてなくて良かったと思います。きれいな空ときれいな水溜りでした。
スタッフ・キャスト
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