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GO (2001)

監督
行定勲
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3.98 / 評価:813件

解説

 金城一紀の同名小説を窪塚洋介主演で映画化した痛快青春娯楽作品。日本の普通高校3年の杉原。未だ将来の夢も進路も決まらず、元ボクサーの父に仕込まれたボクシングの腕前を武器に喧嘩ばかりしている日々を送っていた。ある日杉原はヤクザの息子の同級生・加藤のバースディパーティで声をかけてきた少女、桜井と突然の恋に落ち今まで経験したことのない時間を共有する。だが、民族学校開校以来の親友、正一が駅で少年に刺される事件が起きた……。

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映画レポート

「GO」─体の中からカーッとエネルギーが湧いて元気になる映画

「GO」は、在日韓国人の高校生杉原が、日本の女の子と恋愛して自分のアイデンティティーに悩む話だ。今、この1行を読んで、「あッダメ、ジメッと落ち込む映画でしょう、パスパス」って思わなかった? 嬉しいことにその予測は大ハズレ。落ち込むどころか、体の中からカーッとエネルギーが湧いて元気になる映画なのだ。それに全然暗くない。哀しくて泣くシーンも、感動で涙がじわーッと出るシーンもあるけど、大方はおかしくてゲラゲラ笑っちゃうエピソードが詰まっている。

この前向きのエネルギーは、金城一紀の原作から引き継いだもの。朝鮮半島と差別が絡んだ話を、パワフルなコメディで語るセンスが、まず素晴しい。勉強もしないで万引きや補導スレスレの悪さに明け暮れていた中学時代の杉原。北朝鮮から韓国へ、突然国籍を変えた父親から、広い世界を見ろとハッパをかけられる杉原。ひとつひとつのエピソードから、「俺って何なんだ!」という杉原の疑問、モヤモヤした怒りが、ビンビン伝わってくる。

ボンバーヘッドに切れた恐い目で、喧嘩に勝ちまくる窪塚洋介が魅力。父親が息子に伝え残していくものを、ブッキラボーな愛情で表現する父親役の山崎努も最高だ。(森山京子)

10月20日より、丸の内東映ほか東映系にてロードショー

[eiga.com/10月16日]

映画.com(外部リンク)

2001年10月16日 更新

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