2007年10月27日公開

グレン・グールド 27歳の記憶

GLENN GOULD OFF THE RECORDS / ON THE RECORDS

582007年10月27日公開
グレン・グールド 27歳の記憶
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

天才とも変人とも称された、ミステリアスな孤高のピアニストとして知られるグレン・グールド。トロント郊外の別荘で独りでピアノを奏でる姿や、この映画でしか聴けない珍しい曲も演奏してくれる。また、ニューヨークのスタジオでは、バッハのイタリア協奏曲を全身全霊を込めてレコーディングする様子をカメラがとらえた。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(9件)

知的45.5%切ない18.2%かっこいい9.1%ゴージャス9.1%ロマンチック9.1%

  • おおぶね

    3.0

    期待しすぎ

    もっと変わった青春かと思っていたら、まともな人間。 それでいいのだと思う。

  • sin********

    5.0

    神より祝福された人、グールド 

    仙台で上映中と聞き新幹線に飛び乗りました。 行ってよかった。観てよかった。至福のひと時でした。 才気溢れるグールドの端正な横顔、あどけなさを残しながらも時に見せる老成さ、天才にだけ許される傲慢さ、すべてが魅力的です。 ピアノの前に座す彼は空間の支配者となり、私たちは跪くしかないのです。決して妥協しない完璧を求める彼の音楽は神々しく、私たちは喜びのうちにそれに包まれるのです。そしてハミングしながら演奏に没頭する狂気をも孕んだその姿に危うさを感じ、胸が締め付けれれるのでした。 いつまでもグールドと彼の音楽に浸っていたい、どうかこのまま終わらないで、と願いながら1分1秒をいとおしんだ60分間でした。 昨年は天才ピアニストが主人公の「4分間のピアニスト」や「僕のピアノコンチェト」が上映されましたが、それらに親しまれた皆様、ぜひ本作もご鑑賞ください。

  • abu********

    3.0

    グレン・グールド

    グレン・グールドは写真でしか見た事なかったんで、 動いて喋ってるグールドは初めて見ましたね。 それだけでも見る価値はあったなと。 グールドの会話の中で、もし12音技法しか 存在しない世界に生まれたら、その人はどんな 音楽の感性を持つか?見たいな話があったと思うんだけど、 この話がすごく気になって、ずっと一人で考えてました。 ほんとにどうなるんだろう、、、。 音楽ってやっぱり文化とか環境で感覚が 培われていくと思うから、周りが全部12音技法だったら、 それが普通だと思うんだろうか、、、。

  • nar********

    5.0

    音楽ファンにはたまらない映画

     札幌のシアターキノにて。1日1回上映。無理やり時間を作って見てきました。  グールドというと、結局「変人」扱いされている感があります。でも、この映画で彼の素顔を垣間見ることができ、「ああ、音楽を、そしてピアノを愛する普通の人なんだな~」という印象を受けました。  同時に、半端な妥協はしない音楽のプロフェッショナルであることも発見でき、至福の1時間でした。映画では、バッハのイタリア協奏曲を録音する場面を使っていましたが、あれはなかなか起伏があって映画向きですね。グールドの十八番である「ゴルトベルク変奏曲」だと眠くなってしまい、映画にならなかったかも(笑)  こういう貴重なフィルムを持ってきてくれるシアターキノの存在は北海道の映画ファンにとって大きなものです。

  • tag********

    5.0

    グレン・グールドという在り方

    『グレン・グールド』という名を初めて目にしたのは村上春樹の小説の中でだった。村上春樹がとても好きで、彼の小説で名前が挙がる作家やミュージシャンにも同じように憧れを抱いていたので、グールド本人のことはほとんど知らずにその音楽を聴き始めることになった。 聴くやいなや彼の虜になった、全身を稲妻にうたれたような衝撃が走り音の一粒一粒がきらきらと輝いて見えた。 というのはまったくの嘘で単に、あ、この演奏好きだなと思った。 でも、僕は長いことピアノを習っていてクラシックにはもともと愛着があったのだけど、自分の好きな演奏ってそうあるもんじゃないと思う。良し悪しは別にして、という話だけど。というか、僕は正直演奏の巧拙なんてよく分からないし、第一自分がそんなことを論じられる人間だとも思わない。ピアノ暦はもう15年以上になるけれど、その期間が僕に与えたものはクラシックや音楽そのものに対する深い親しみだけで、誰かの演奏をどうこう言えるような目は(耳は?)培われなかった。でも好き嫌いははっきりとあって、違和感なくすっと聴き続けられる演奏っていうのはなかなかない。だから、誰かの演奏を好きだと思えることは僕にとってけっこう得がたいことだ。グレン・グールドの演奏には、なんていうか、親密な空気があるように思う。音楽に対する真摯な姿勢や素朴で深い愛情が満ちているように感じられる。その華美に過ぎない飾らない感じがすごく心地よくて、だからグールドのCDは時々、ほんのちょっと気分が良いときに取り出して聴く大切な一枚なのだ。 ただ、グレン・グ-ルド本人についてはそれほど多くの感情を抱いていなかった。ジャケットの写真を見て、偏屈そうなおじさんだなと思う程度で、「巨匠」という言葉がぴったりくるような、芸術家気質の頑固でストイックな堅物をイメージしていた。 ところが、僕の想像はまるではずれていた。 彼がこんなに愛すべき人物だったなんて。 自宅にこもり愛用のピアノに熱中する様子は、なんだか小さな子どもみたいに見えた。髪はくしゃくしゃでシャツもはみだしていたりするけど、そんなことにはおかまいなしで夢中でハミングなんかしちゃったりして、なんだかとてもうらやましかった。いざ録音という時だって足は組んだままだし姿勢は悪いし空いた手は自らを指揮してぶんぶん振り回しているし、でもね、彼の気持ちはすごくよく分かる。あれってすごく気持ち良いんだ。さすがにピアノの先生の前や発表会ではできなかったけど、僕も自宅でピアノを弾くときはけっこう気ままに自由にやっていた。気分が乗ると声なんて自然に出ちゃうもんだし、音にあわせて体を揺らしたり気持ちが高ぶってアクションが大げさになったり、そういう時ってたまらなく楽しいものだ。僕はひどい猫背で、よく先生に注意されながら、でもこれが一番気持ちを込められるんだよなんて心の中で反発していたけれど、自分が弾きやすい姿勢って確かにある。僕なんかをグレン・グールドと比べるのはおこがましいけれど、でも彼のふるまいにはすごく親近感が湧いてしまうのだ。ほんとにほんとにピアノが好きなんだなぁと思って、とってもうらやましくて、すこし泣きそうになった。決して泣くような映画じゃないんだけど。 そういえば、あとでパンフレットを読んだら『グレン・グールドは音の不完全さを補うためにハミングをする』なんて書いてあった。 そうかな。だってあの表情を見てみなよ、あれは絶対気持ちが良いからやってるんだ、と僕は思うけどな。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
グレン・グールド 27歳の記憶

原題
GLENN GOULD OFF THE RECORDS / ON THE RECORDS

上映時間

製作国
ドイツ

製作年度

公開日