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モーガンズ・クリークの奇跡

モーガンズ・クリークの奇跡

THE MIRACLE OF MORGAN'S CREEK

99

タイムスリップ1.21ジゴワット

1.0

ネタバレカルチャーショック

脚本家から監督へ昇格した第1号であり、 ナラタージュの手法を開発して後の「市民ケーン」などの名作に 多大な影響を及ぼしたとされる伝説の名匠スタージェス監督のお噂は 兼ねがね耳にしてましたが、ほぼすべて日本未公開作ということで ついぞ鑑賞する機会に恵まれませんでした。 「コメディ」に分類されてるのですが 「ホラー」の方が相応しいくらい 桁が違いました あえてあらすじ 戦時下、 戦地への赴任送別パーティーでヒロインの娘は酔った勢いで 相手が誰かわからないまま結婚、妊娠。 本人に記憶がないがこのままでは不都合だということで、 彼女に思いを寄せてるが身体的に兵役不適となった 幼馴染の男友達に重婚させ父親になってもらおうと画策するも発覚。 留置されるも警察官である彼女の父親の協力で脱走。 父親は叫ぶ「娘はうんざりだ!」 残された彼女の一家はその後ひっそりと暮らしていたところ、 男の六つ子を出産したことによって市長はじめ町の有力者達の態度が一変。 お祭り騒ぎで犯罪歴を取り消し、 敵国のヒットラーやムッソリーニまでも喝采するという世界中が大騒ぎ。 彼は急遽父親になることを指名され、 誰の子かもわからない子供たちの前で卒倒するも 周囲が全員祝福してめでたしめでたし、、、。 いやあ、それなりに本数観て、 さまざまなどんでん返しに遭遇してきたつもりでしたが、 これほど意表をついたというか、嫌悪感に満ちたというか、 善悪を超越したというか、 理解不能なラストシーンが存在するとは思いませんでした。 戦意高揚を意図したものなのか、 兵士になる男の子を多数供給したことはすべてに優先されるのか、 男性機能があるかどうかわからない男が父親になれて幸福なのか、 それら一切の皮肉なのか、 戦時下という異常時にこの作品が掲げた「奇跡」の意味が 悲しいかな、くみ取れません。 レビュー全部が星5個ですが、 単純な良作と勘違いされてはいけないと思い、 かと言って星4や3ではないので、 堂々の星1個を捧げたいと思います

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