モスクワ大攻防戦/第1部・侵略
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- syu********
3.0点
1941年6月、ナチス・ドイツがソ連に侵攻すると、教皇ピオ12世はこれを全面的に支持はしないものの「基督教文化の基盤を守る高潔で勇気ある行為」と論評した。(バチカンの教皇は1939年3月にピオ11世から12世に代わっていた)。 羅馬教皇が最後まで欧羅巴最大の危険とみていたのは、“ナチス新興異教”よりもソ連の「無神論共産主義」だった。独逸のカトリック教会ではこの侵略を「欧羅巴十字軍」として支持するものまで現われたのであった。第3回十字軍を率いた神聖ローマ皇帝バルバロッサ(フリードリヒ1世)の姿に、ヒトラーは共産主義という「異教徒」に対する自分の姿を重ねあわせていた. 亜米利加の雑誌『タイム』は、1923年に創刊した亜米利加の週刊誌であり、世界初の「ニュース雑誌」としても知られている。この雑誌が毎年決定する「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の 第12回目の受賞者はヒトラーだった(1938年)。 ●こうした評価の裏には、当然理由があった。ヒトラー政権の誕生をバチカンは、国際社会の中でナチ政権を公認した最初の国家となった。 陰から後押ししたのがバチカンであり、亦ヒトラー政権は、米英仏の世界体制の中で、反共主義でソ連を敵とすることが期待されていたからだ。
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