ホラーの巨匠達
- amanokaguya さん
- 2009年3月26日 14時42分
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スプラッタホラーの歴史を綴った、
いわゆるドキュメンタリーな作品。
こんなんだとは思わないで借りてしまったが、
私のホラー映画体験の歴史を辿るかのようである種の感動を覚える。
ロメロ=「ナイトオブザリビングデッド」「ゾンビ」
トビー・フーパー=「悪魔のいけにえ」「ポルターガイスト」
ジョン・カーペンター=「ザ・フォッグ」「ハロウィン」
クローネンバーグ =「ザ・フライ」「スキャナーズ」
などなど巨匠と呼ばれる人たちのルーツとか
わたしのトラウマ映画たちが頭の中で整理されました。
特にクローネンバーグの潔癖症のクセに
ドロドロ好きってのがもう危なくて危なくて…。
やっぱ好きです。この監督。
「エルム街の悪夢」のW・クレイヴンと
「13日の金曜日」のカニンガムが、
無名時代に製作した「鮮血の美学」が紹介されてましたが、
これがなんとも後味の悪い映画でした。
二度と見たくないと思ってたのにツタヤで中古を見つけて買ってしまった。後悔…。
ホラーの名場面に当時の世相のフィルムを交錯させることで、
70年代の反戦思想のシニカルな表現から90年代の病んだ精神の表現まで
…実はスプラッタって思想的で奥が深いのよん。ホラー万歳。
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- 恐怖
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