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プリティ・プリンセス

プリティ・プリンセス

THE PRINCESS DIARIES

115

一人旅

5.0

アン・ハサウェイ 19歳の輝き

ゲイリー・マーシャル監督作。 アメリカの児童文学作家:メグ・キャボットによる2000年発表の「プリンセス・ダイアリー」を『プリティ・ウーマン』(90)のゲイリー・マーシャル監督が映像化したディズニー映画で、本作は当時19歳だったアン・ハサウェイの映画デビュー作でもあります。 サンフランシスコ在住のいけてない15歳の女子高生:ミアをヒロインにして、ある日自分がヨーロッパのジェノヴィア王国の正統な王女の血筋であることを知ったヒロインが、女王である祖母によるスパルタ指導のもと、近く開かれる舞踏会に向けて急ピッチで自分を磨いていく様子を、王位継承権を受け継ぐかあるいは今まで通り平凡な女子として生きていくかという二者択一の決断を巡るヒロインの葛藤と成長、そして秘かにヒロインに恋しているバンドマンのイケメン男子とのロマンスのゆくえを軸にテンポよく描き出しています。 ディズニー映画らしい典型的な“シンデレラストーリー”で、頭ボサボサ&メガネ&歯列矯正という冴えない風貌から一転、チア部の性悪女子たちをまとめて一蹴する絶世美女への変貌ぶりが鮮烈なガーリーコメディとなっています。単純明快なストーリーながら、人間関係や自分の将来に悩みつつも逞しく成長していくヒロインの姿が清々しい好篇で、警護係兼運転手のジョーやケーブルTVでオリジナル番組を放送している親友のリリーといったヒロインを取り巻く脇役たちもそれぞれキャラが立っています。 主演のアン・ハサウェイがスクリーンデビュー作にして堂々たる演技&美貌を披露していることに驚かされますし、彼女の祖母を演じた名女優:ジュリー・アンドリュースが放つ熟年の貫禄も様になっています。

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