モロッコ

MOROCCO

92
モロッコ
3.8

/ 72

28%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(37件)


  • tok********

    2.0

    ネタバレ90年前のただの古い映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ech********

    4.0

    映画はシャシンです

    映像、構図が素晴らしい。オープニングからラストまで静止画にして壁に飾りたいような場面が目白押しです。筋やテーマもいいけど、やはり映画は映像の素晴らしさが第一、と教えられる作品です。 しかし、ディート君の気だるそうな雰囲気は圧巻ですね。

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    マレーネの遠くを見る眼が印象的

    今回取り上げるのは1930年のアメリカ映画『モロッコ』。日本では翌31年に公開され、キネマ旬報ベストテンでは外国映画の1位に輝いた。初めて日本語字幕付きで上映された映画として有名だが、そういった歴史的価値を抜きにして現代の目で観ても大いに楽しめる映画である。 オープニングタイトルが短いのに驚かされる。出演者はゲイリー・クーパー、マレーネ・ディートリッヒ、アドルフ・マンジューの3人が同時に表示される。最初の2人は超有名だが3人目は知らなかった。アドルフ・マンジューはヒロインの歌手アミー・ジョリー(ディートリッヒ)に求婚する人格者の富豪ベシエールを演じており、本作では欠かせない人だ。 地球儀が回って、モロッコの場所がアップになると同時に映画のタイトルが出る。本作を観てハッとしたのは、自分はモロッコについてほとんど知らないという事だ。現在は王国でかつてフランスの植民地であったのは知っているが、映画が作られた当時は王族に当たる人はどういう立場だったのか、モロッコが独立したのは何年なのか、基本的な事を知らなかった。 ファーストシーンは、現地の男が頑固なロバに手こずっていると、画面の奥から音楽に合わせて外人部隊が行進してきて、男とロバを追い越す場面である。これは有名なラストシーンと対になっている。町に入った部隊は休憩し、さっそく町の女たちが彼らに興味深い視線を向ける。兵士の中で飛び抜けて背の高いイケメンがトム・ブラウン(クーパー)である。 僕がゲイリー・クーパーの映画で観たことがあるのは、本作の他にはテレビで観た「真昼の決闘」と「誰が為に鐘は鳴る」の2本だけである。クーパーは1901年生まれだから本作では29歳頃で、フランス軍の帽子をかぶるお陰でさらに背が高く見える。まだ「真昼の決闘」のような渋さはなく、他人に対する指差しか投げキッスのようなキザなポーズが印象的だ。 アミーの初登場シーンはモロッコに向かう船上であり、ここで彼女に声を掛ける紳士が後の婚約者となるベシエールである。船長いわく「彼女は片道切符しか持たない自殺志願者のようなもの」。当時の植民地は、事情を抱えた人が過去から逃れるために流れ着く場所というイメージなのだろう。彼女は劇場のような大規模な酒場で歌姫として働くことになる。 アミーがステージに立つシーンは、本作の最初の見せ場である。トップハットに燕尾服の、男装姿で歌うディートリッヒの格好良さに目を奪われる。酒場の客は辛辣で、舞台に登場したアミーにブーイングを浴びせるが、トムはそんな客たちを威嚇しておとなしく聴けと促す。この酒場にはベシエールや、トムの上官とその妻(トムの不倫相手)といった主要キャラが揃っている。 歌い終えたアミーは一人の女性客に口づけし、観客は大盛り上がり。キスされた相手は「やだなー」という感じで笑っている。二曲目の格好はもっと刺激的で、生足を出したスクール水着に長い毛皮の襟巻をして、リンゴを入れた籠を抱えて「アダムを誘惑したリンゴを買って下さいな」という歌詞を歌う。日本の戦後復興を象徴する「リンゴの唄」とはまるで印象の違う歌である。 トムは同僚から金を借りてリンゴを買うが「一週間働いた稼ぎとリンゴ1個が同じ値段だ」とぼやく。この時代のリンゴはそんな高級品だったのか?そもそも暑いアフリカでリンゴを栽培できるのか?それともフランスから持ち込んだのか?なんで酒場の歌手がリンゴを売る必要があるのか?当時の社会情勢を知らない僕の中から様々な疑問が生まれては消える。 ディートリッヒと似ている日本の女優といえば原節子を思い出すが、本作のアミーがいつも遠くを見ているのに対して、「東京物語」の原節子は目の前の相手を優しく見つめる感じ。似た容姿でも演技のスタンスが異なるのが興味深い。また、飛び抜けて長身のクーパーと対峙してもバランスが取れているので、彼女自身が女性としてはかなりの長身だと思われる。 酒場での出会いをきっかけにアミーとトムは惹かれあうが、トムの不倫相手が起こしたトラブルに巻き込まれた彼は、懲罰の意味も込めて最前線に送られる。そしてアミーはベシエールの求婚を受け入れ、二人は別々の道を歩くと思われたが・・・。このレビューで細かなストーリーを書いていく余裕はないが、最後に悲しいラストシーンを書いてみよう。 トムの外人部隊が出発すると、5人ほど現地の女が一斉に立ち上がり、ロバに荷物を積んで数頭のヤギを引きつつ部隊の後に付いて行くのだ。兵士たちを愛し、生死を共にする覚悟をした女たちである。この場面は時代や国の事情を超えて、理屈抜きで胸に迫るものがあった。 すべての登場人物の姿が砂漠の彼方に消え、残るのは風の音のみ。それも消えるとエンドマークにかぶさり、かすかに太鼓の音が聞こえてくる。お見事としか言えないエンディングである。

  • k2b********

    5.0

    マレーネ・ディートリッヒ 安らかに

    最近DVDを手に入れたので初めて見ました、白黒で音も悪く彼女の演技も固く指摘する所一杯有ります。 しかし、常に遠くを見ている目線、少しはにかむ笑い顔、今も通用しそうな衣装が似合うスタイル。 何より、酒場のステージでの、衣装・客との会話がすごく良くて80年以上前のセンスとは、信じられなく・・すっかり虜に、当時の人気が良く判ります。 ストーリーはお互いを思いやる三角関係です、ゲイリー・クーパーとお金持ちの名士それぞれが一人の女性を思う気持ちを、洒落たセリフや、紳士の態度などチョットした事で見れます、見ている方もそれぞれに感情移入し高揚感と期待感が最高です。 エンディングも凄くて当時でもこんな有り得ない事出来た監督・脚本に感心します。 80年前でも映像の中で、いつまでも生きているマレーネ・ディートリッヒ、映像が古くあまりお勧めしませんが、良い映画でした。

  • bmw********

    3.0

    自分の心に忠実に

    ストーリー全体としては特に目新しくはないが、自分を愛している男性に全てを投げ打って砂漠の中を着いていくというラストシーンはうまく表現できている。 悲恋というラブロマンスではないが、女性の生き方としては称賛する。

  • mathitomi

    4.0

    クールで艶かしい演技がストーリーを魅了

    粋な会話の出会いから徐々に心が惹かれ合う2人の交差する思い。 失意果てに出会う町モロッコ。 色男トム・ブラウン(ゲイリー・クーパー)は女たらし、ただ、そんな彼が一人の女に思い入れ、その女アミー・ジョリーを愛するが故の行動は、カッコ良くて見ていてしびれます。 踊り子マレーネ・ディートリッヒの演技も光ります。 日本初の字幕スーパーでの上映作品。 ラストシーンでのアミーの行動が涙を誘います。

  • ytq********

    4.0

    圧巻のラスト

    すれ違い揺れ動き合い互いの心を探り惑う、大人たちの奇妙な愛の結末。 光と影が織り成すモロッコの映像イメージ。

  • sig********

    1.0

  • gag********

    3.0

    遣る瀬無い恋

    マレーネ・ディートリッヒがマリア・マグダレーネ・ディートリッヒから短くマレーネ・ディートリッヒへと変名後、渡米第一作目となった作品。 マレーネ・ディートリッヒの気品ある物腰がとても良く、ゲイリー・クーパーは長身でスタイル良くて軍服姿が良く似合っていました。 作中の雰囲気などは良かったです。 アミーがサンダルを脱ぎ捨てて外人部隊を追うラストシーンは印象的です。 ただトム(ゲイリー・クーパー)のとった行動はアミー(マレーネ・ディートリッヒ)が金持ちと話してる会話をキッカケにあのような行動に走ってしまったのは理解出来ましたが、アミーがあそこまでトムへの思いが強いのは少々疑問に感じてしまった。 出会ったばかりなのに… ビビビっときたのか? ルックスがドストライクだったのか? 共通点が多く親近感がわいて思いが強くなったのか?

  • 一人旅

    3.0

    ラストシーンが印象的

    ゲイリー・クーパーモテすぎ。愛人に遊び相手に本命の女・・・。そんなプレイボーイを好きになってしまうヒロイン。しかし彼は戦争の前線に送られることに・・・。カラッカラの広大な砂漠が美しい。特にラストシーンで映る砂漠は印象的な美しさ。

  • kih********

    5.0

    古いけど、古臭くない

     先に『カサブランカ』を(それも、何回も)見ているので、同じ国(モロッコは国の名、カサブランカはその都市の名)の同じ戦時ロマンという視点で観てしまった。的を外れたともいえないようだ。  『モロッコ』は1930年、『カサブランカ』は1942年の作。この間の時差は大きい。戦時の国際環境は目まぐるしく動く。描かれたのが制作年と同時期の舞台とは(特に『モロッコ』は)限らないが、『モロッコ』の方が断然古い。  武具銃剣が古い、これがいい。社交場が田舎っぽい、これがまたいい。スピード感がない、これがいい。古いフィルムにぴったり合う。  男と女の駆け引きが忙しくない、だからゆっくり考えられる。逃げる・追っかけるのが切羽詰っていない、だからゆっくりついて行ける。  『カサブランカ』と比較するのはピント外れかもしれない。ただ、同じ地域での似たようなストーリーで、私は断然『モロッコ』の方が好きだ。

  • スーザン

    5.0

    映画史に残るラストシーン、最高です!

    マレーネ・ディートリッヒが最高にカッコいい!! 舞台の上ではクールな男装、しかし恋には情熱的。 モロッコの酒場も似合うし、富豪の豪邸にもピタリとハマる。 退廃的なムードと情熱的なハート。 何十年経っても観客を魅了し続ける女性である。 彼女を見ているだけで大満足! そしてラスト、ヒールを脱ぎ砂漠をゆく後ろ姿は生涯忘れ得ぬシーンだ!

  • le_********

    5.0

    ネタバレ大胆な演出とカメラが冴える灼熱の恋

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hit********

    4.0

    わりーね、わりーね、

    我々はなんと遠くまで来てしまったのか、と思わずにいられない。 小松政夫の往年のギャグは忘れ去られ、 マレーネ・ディートリッヒなど皆知らない、 という世界に我々は生きている。 現実は事実として否定すべくもないが、 この現実を不幸と思わない人間は語るに落ちる。 洋画邦題史上に悪名をとどろかす『情婦』での演技も完璧だったが、 本作のディートリッヒはただひたすらに美しいね。 ゲーリー・クーパー・ザ・ダイコンもしっかりかっこいい。 脇役の、ディートリッヒにひたすら服従する金持ちも立派なもんだ。 ストーリーはゴミでよく、ただスターとその場面を美しく撮ることに集中した スタンバーグの判断は見事である。 圧巻はいきなり訪れる。ディートリッヒが酒場で初めて歌う場面。 彼女の歌はそんなにうまくないと私は思うのだが、 あまりにも堂々たる自信と余裕、間の取り方。 鳥肌ものだ。

  • dre********

    5.0

    マレーネー、ゲイリー・クーパーの魅力

     とにかくマレーネ、ゲイリー・クーパーが美しくかっこいい。私の中のマレーネは意志が強くて物事に動じない凛としてかっこいいハンサムウーマン。だから、合い鍵を渡したり、これ以上想いとが深まるのを恐れて帰らせたトム(クーパー)を追いかけていったり、グッドラックと鏡に書いて去ったトムに未練を抱き荒れるという行為に若干違和感を感じながらも、それを越える二人の魅力と相性の良さにうっとりです。マンジューとの婚約会の時行進ラッパの音に急いで外に出る黒いドレスのマレーネの姿の美しいこと。またゲイリーの爽やかで優しげな笑顔と長身ですらりとした体型。重い過去を背負って片道切符しか持たない男女が集まる場所とは思えない爽やかな運命的な出会いを感じます。何も持たずに靴も脱ぎ捨ててトムの後を追うラストシーン。マレーネならたくましく生き延びトムを愛し支えていくような気がして、私の中ではハッピーエンド。今から80年前、昭和6年初めての字幕スーパー入りで公開されたという作品。日本は満州事変、五.一五事件と大戦へ転げ落ちるような時代だったんなあと思いながら鑑賞しました。

  • カッチン

    4.0

    さすが不朽の名作!!

    これは面白い!G・クーパーが格好良すぎ、M・デートリッヒが切なすぎ。。。 名作なのが納得いく1本です。

  • fbx********

    4.0

    女の背中

    マレーネの背中は雄弁だ。 立ち去る後ろ姿に情念が染みついている。 スタンバーグとのコンビが一番彼女の魅力を沸き立たせる。 彼の映画他のはイマイチな感じがあるのも マレーネの存在感に依るところが大きい。

  • みゅう

    5.0

    銀幕と聞いただけで グッとくる二人

    原作ではディートリッヒ演ずる歌姫は薬物中毒の歌手兼娼婦であったという(ベノ・ピグニーの小説『アミー・ジョリー マラケッシュから来た女』)。あまり一般受けしない設定なので、脚本段階で生きることに倦怠感を抱いている謎めいた酒場の歌姫に変えたのだという。 フランス外人部隊はアルジェリアやモロッコなど同国の植民地や保護領にいたフランス陸軍の外人部隊で第一次大戦時、北アフリカに4~5万人配置されていたという。命を賭して他国の植民地で戦闘に従事するわけだから、経済的理由ばかりではないだろうが、かなりの訳あり、事情があった男達で、イタリア人約6,000人、ロシア人約5,000人をメインにドイツ、スイス、ギリシア人などが多かったという。 いずれにしても主人公の二人は社会からドロップアウトした存在とみていいのだろう。 トーキー映画が創られ始めてまだ2年と少々の1930年、白黒テレビさえもない時代に人々は暗い映画館の銀幕に夢とロマン、強い刺激を求めたであろうことは想像に難くない。 この年、女の色香に迷い無残に転落してゆく教師を描いた「嘆きの天使」が興行成績1位に輝き、凄まじい戦闘シーンが衝撃的な反戦映画「西部戦線異状なし」が第3位を記録、庶民ができないような大恋愛を代わりにやってくれとばかり美男・美女に夢を託した「モロッコ」が6位の成績となった。6位といっても興行収入200万ドル、現在の貨幣価値でいえば30億円弱の大ヒットというところだろうか。トーキーの草創期としてはすごい数字だったのだろう。ギャング映画の草分け「犯罪王リコ」もこの年となっており、映画の世界には画期的な年だったようだ。 北アフリカ・モロッコの地でディートリッヒの歌は「愛が終わるとき」がドイツ語で、「わたしのリンゴを買ってちょうだい」が英語で異国情緒たっぷりに披露される。 トップハットに燕尾服の男装姿で登場するディートリッヒ、女装を期待していた観客からはブーイングが起きるが「黙って聞け!」とばかり観客を制止するクーパー、とにかくカッコイイ。 次になまめかしい脚を露出して登場するディートリッヒ、ただ細いばかりでなく腿は上がるほど肉付きがよくなり色っぽい、当時の観客がどれほどこのシーンにうっとりしたかは80年も経った現在では想像することすら難しい。私などが1930年にこのシーンを見たら、銀幕に映し出される二人の神がかった顔とこの美しい脚で陶然としたに違いない。 日本の「金色夜叉」では母親の事情とはいえ金に目がくらんで資産家と結婚していったお宮を恨んで、貫一は仕返しのために高利貸しになり、熱海の海岸で謝るお宮を蹴っ飛ばすといった、訳の分からぬ恋愛小説が大ヒットした。そんなの愛か!失恋の数だけ高利貸しが増えたんじゃ日本はたまったもんじゃない。 「モロッコ」では金のないクーパーが「元気でな!」と鏡に書き置きして潔く身をひき、資産家と婚約したディートリッヒはすべてを投げ打って、砂漠のなかに好きな男を追っかけて消えてゆく。プレイボーイではありながら、わきまえている男と、倦怠感に悩みながらも金よりも愛に今一度賭けてみようとする女。すすんでますねえ。 世界の観客がどっちの物語を応援したくなるかは明らかですよ。 ラストシーン、兵士の隊列が小さく遠くに消えてゆくとともに、行進の太鼓の音も小さくなってゆき、ディートリッヒがハイヒールを脱いで追いかけ、これも小さくなっていくと、最後は砂漠に吹く風の音が大きくなってきて「THE END」と表示される。トーキーの初期にして早くもこの余韻の演出、まるで「これで物語りはおしまいですが、砂漠の地で演じられた恋愛劇、いかがでしたか?」とでも観客に囁いているよう…、やはりこの作品なかなかですぞ。

  • aok********

    3.0

    ネタバレ気取った男女の傍迷惑なラブロマンス

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sei********

    3.0

    ネタバレ外人部隊モノの元祖。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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