セーラー服と機関銃 完璧版
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(16件)


  • par********

    2.0

    長回しが悪目立ち

    相米慎二といえば長回し演出だけど、本作に限っては面白いよりも退屈さのほうが悪目立ちしてしまった。相米の描く活発な少女像は大好きだし、アイドル映画なのに望遠ばかりで顔の表情がほとんど見えないという撮り方も面白い。けれどそういった奇の衒いばかりで終わってしまってるように思った。『ションベン・ライダー』のように無名アイドルの映画は作れても、スーパーアイドルの映画となると相米と相性がよくないのかもしれない。薬師丸ひろ子の演技もまだ固い。「完璧版」ということで、長尺になっているのが冗漫さを助長していたのかも知れない。劇場公開版はもっと面白いのかなあ。

  • shi********

    5.0

    最高です。薬師丸さんの力。

    こんな優しい作品を作ってもらえて幸せでした。 日本映画の代表作といいてもいいのでは

  • とみいじょん

    1.0

    アイドルと歌の力 と すけべ心

    監督が思い描く”少女”にやらせたいことをやらせたような映画。 しかもあえて少年っぽい様相にしたてながら、女の部分を際どく弾き出す。 けど、全部は見せない。予感だけを刺激する。エンディングミュージックまで計算しつくして。 「完璧版」のDVDを借りたらしい。 それでも?それだから?話のつながりが悪い。 シーン、シーンを見せればいい、その繋がりなんて関係ないというような強引な展開。 なので、主人公をはじめ登場人物の心情・行動原理を共感して追えない。シーンやカットごとに気持ちを切り替えてみるしかない。 なんでこの映画があれほどヒットして、有名で、リメイク、続編が出るほどファンがいるんだろうと思う。 一つは設定の面白さ。「組長は実は○○」という映画は結構ある。 一つは、渡瀬氏、大門氏、柄本氏、北村氏、寺田氏、三國氏ら脇を固める俳優のうまさ。 そんな中にあって薬師丸さんの演技はイマイチ。  演技の質以前に、何してんの?という不可解な行動が多い。人が話しているのにああいうことしながら聴くとはなんだと怒鳴りたい場面とか、ぴょんぴょん飛び跳ねるとか、変な行動も多々あり。監督がやらせているんだろう。 この監督にとって、女って、何も考えていない動物、その場その場の気分で生きている連続した心を持たない動物なんだろうか? 男性陣もそんなストーリー、演出。でも役者の演技力(自分が演じている人物を作り上げる力)で、なんとか繋がりを持った人として観られる。 加えてグラビアアイドルを撮影しているかのようなショットの多用。  ベビーフェイスの薬師丸さんに赤い口紅(ラストはまだしも、火葬場で?)、赤いハイヒール、モンローさんの真似。  若頭のあの場面を簾越しに見いる主人公。  こういうのを大人になるプロセスと思っているの?  高校生の性への好奇心を刺激する映像が忍びこむ。  かわいらしい女子高校生に振り回される中年おじん。願望が刺激される。 ロマンポルノ出身の監督と知り納得。バカにするなよと不愉快。 物語も、あるものを巡って、たくさんの人が死んでいくんだけど、それって、最初にあの人があんなことしなきゃ誰も死なずにすんだんじゃないか。それなのに、そのことを誰も追求しないどころか…(これ以上はネタばれになるので割愛)。…そんなことどうでもいいんだろう。とにかく思いついた場面を撮りたいのだろうから。 筋だけ追えば、イメージワードは「悲しい」「切ない」「勇敢」「かっこいい」「ロマンチック」「コミカル」「楽しい」「かわいい」等が並ぶんだろうけど、情動や感情がぶつ切りになれるので、チェックする気になれない。 と映画としては最低最悪。 だのに目が薬師丸さんを追ってしまう。アイドルのオ―ラなんだろう。 そしてエンディングに流れる歌。有名すぎるほど有名なあの歌。 ああ、この映画はこの曲の為のMVだったのね。とても素敵な映画を観た気にさせられる。 心に眠らせておいたスケベ心を軽く揺さぶるアイドルと歌の力。それがこの映画の魅力かな?

  • d_h********

    4.0

    ネタバレ(その機関銃)捨てて下さい~♪

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ソロビッチ

    1.0

    10点

    「沈んでいく夕日が切なくて無償に遠吠えしたくなるんです」渡瀬恒彦 チンピラ子分の死の杜撰な扱いやクレーンに吊るされる受け狙いなギャグや特撮みたいな幼稚な三国連太郎の地下屋敷などでウンザリしました。 監督はアイドル人気の薬師丸を厳しく指導したらしいが、こんな糞な内容な映画のためにどんな演技が必要なの?イジメたいだけだろ三流監督が。 主題歌もイメージと違うからと勝手に歌詞を変更して揉めたそうですが、こんな糞映画にこだわるイメージなんかねーだろ。 宣伝一流内容三流の評価の意味がわかった。 本当に糞映画です。キャストは豪華。主題歌は最高。 こんな映画よく恥ずかしげもなく公開出来るわこの監督。 10点

  • kaz********

    5.0

    ネタバレラストが・・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kin********

    5.0

    ネタバレスターは初めからスター

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • しん

    5.0

    まる「○」

    この映画、映画館まで観に行ったなぁ~。。。 1981年作・・・30年前かぁ~。。。 「巨人」「大鵬」「卵焼き」・・・強くて、人気のある例えやね。 私は、「阪神」「千代の富士」「ダシ巻き」が好きだが・・・ 当時は、「なめ猫」「薬師丸ひろ子」「スーパーカー」と言われる程、 薬師丸ひろ子はアイドルだったものだ。。。 私はそれ程ファンではなかったが、私の友人達が好きで、好きで、 家に行くと薬師丸のポスターだらけ! ベッドの真上の天井に特大ポスター貼って、 「おやすみ」とか言うて、寝てたんやろな~。。。 「ヨクシマルアソコ」などと言おうものなら、 本気で飛びかかってくる勢いである。 いや~若かった! その薬師丸ひろ子も今年で47歳、すっかり母親役が板に付いてきました。。。 やっぱり30年前やね・・・渡瀬恒彦、三国連太郎、北村和夫、佐藤充、 寺田農、柄本明、光石研、風祭ゆき・・・豪華キャストだが、みんな若い、若い! 映像で登場する度「若っ!」と叫んでしまう! ・・・変わらんのは、柳沢慎吾くらい? しかし、渡瀬恒彦の演技は今観ても素晴らしい! 見事に、高校生の薬師丸をフォローしている! ストーリーはベタで、脚本も雑で、突っ込み所も多いが、 そこは相米監督らしさかな。。。 「長まわしの相米」と言われる特徴も随所に見られる。 組どうしが、ヘロインを巡り抗争すると言う、よくあるヤクザ映画に、 女子高生の星泉(薬師丸)を、組長にすると言う無茶な設定が、 当時は斬新だった・・・原作も赤川次郎らしい。 今観ると、薬師丸も体当たりの演技で可愛らしいなぁ~。。。 映画で薬師丸が着用していたセーラー服は、 実際、薬師丸が通っていた学校の制服である。 そして、クレーンでコンクリート漬けにされたシーンのせいで、 後にヘルニアになったとか・・・ この映画の最大の見所は、薬師丸が組に乗り込み、 機関銃を撃った時の「カ・イ・カ・ン」のセリフと、その表情である。 このシーンでは、実際に瓶の破片が飛び散って、薬師丸の顔に当り、 頬から血が流れたカットがそのまま採用されている。 ラストシーンでは、薬師丸がセーラー服に赤のハイヒールを履いているが、 「何でセーラー服に赤のハイヒール?」と思ったら・・・ マリリンモンローの、通気口から風が出て、スカートがまくれるシーンの再現やん! 星泉が「少女」から「大人」になった演出をしたかったとか・・・ しかもこのシーン、エキストラなしの遠方からの「長まわし」なので、 回りに集まった人だかりは、一般の通行客だとか・・・ そら原宿の歩天に、薬師丸一人で居ったら人も集まるわ! ラストの流れる主題歌の「セーラー服と機関銃」も懐かしい! 作詞、作曲の来生たかおの「夢の途中」も良かったが、 やっぱり薬師丸やな~。 レコード買って、毎日聴いてたん思いだすわ~。。。 しかし・・・薬師丸が歌うには、大人っぽい歌詞やな~、 と思っていたが・・・監督の演出の意図を聞いて、納得の歌詞である。 そして、薬師丸自身も「アイドル」から「女優」になった映画である。 何か、昔を懐かしめる映画っていいですね~! まる「○」・・・これ映画のラストの薬師丸のセリフです。。。

  • 真木森

    5.0

    偉大なる相米監督を追悼して…

    何か思う所あってこの前DVDを見たのですが、もう20年近くも見てなかったのにも関わらず色々なシーンを鮮明に覚えていて、思春期に刻み込まれたものは生涯の財産になるのだと痛感しました。良い映画に良いタイミングで出会えた事の幸運に改めて感謝しました。  改めて度肝を抜かれたのが相米監督によるアクロバット的画面作りです。ロングショットで人物達を撮って台詞だけがかぶっていく(例えばビルの屋上で政を荼毘するシーン等)、夜のスナックで乱れた画面と泉&マユミの会話が聞こえていたと思ったらそれはガラスに映った映像だったり、画面の大半が薬師丸ひろ子の後頭部で真っ黒だったり、演技の鬼・柄本明が黒木刑事の末期を壮絶に演じているのにほとんどそれがフレームの外でごそごそやっているように映っていたりして、こんな前衛的で破天荒な画面構成は実相寺昭雄監督でもやらなかったと思います。クライマックスの浜口組襲撃でも壁いっぱいに時代劇が意味なく映っていて、後の『ションベンライダー』で芸者遊びの宴席で河合美智子たちが『さよならバンザイ』を唄い踊るあのとんでも無さを予感させてもの凄かったですね。  助監督時代の相米監督の写真を見たことがありますが髭ぼうぼうでまさしくアフターヒッピー。師匠筋の長谷川監督は壮絶かつ洒脱な「反抗=犯行」を描きましたが、相米監督は「映画というもの」自体に徹底して挑みかかり、子ども達の活躍に託して既成権力への反骨を如実に示しました。トップアイドルだった薬師丸ひろ子にとんでもない荒事をやらせ(クレーンで吊してコンクリートにぶち込むなんて今時のバラドルでもなかなかやりませんよ)、しかしそこには「俺も体制に対して全力で闘ってきた。お前もたくましく成長していって欲しい」という愛情が見えます。鍛え上げられた薬師丸ひろ子は、今もっていい役者として活躍しています。相米監督は亡くなりましたがその魂は確実に生きています。

  • サザンウインド

    3.0

    意味不明なラストシーン

    以前に長澤まさみさん主演のドラマを視て映画版を視たくなって この度初めて見ました。 内容は分かりやすいヤクザ物で薬師丸ひろ子の為の 映画といった感じです。 薬師丸さんは本当にスクリーンが似合うと感心しました。 正に映画女優。 そして渡瀬さんの縁起が光ってます。 ただこの映画のラストシーンでマリリンモンローもどきな 感じで人だかりの中で機関銃を撃つマネをするのははっきり 言って何がしたいのかよくわかりません。 しかも薬師丸さんの周りに集まった人だかりは一般人らしいです。 セーラー服に似使わない赤いハイヒールはファーストキスを 捧げ大人になったという演出でしょうか。 内容はないですが面白かったです。

  • jap********

    4.0

    絵になる!

    薬師丸ひろ子といえば本作のタイトルがすぐに浮かんでくる それだけタイトルと共にインパクトのある作品なんだと思う 小学生以来で、この完璧版は初めての鑑賞 改めて観るといろいろなドラマがあることに気付かされる 特に風祭ゆき演じるマユミの想いが切なく印象的だった。いい女優さんですね ひょんなことからヤクザの組長になってしまった少女、星泉 薬師丸ひろ子が少女から大人になっていく過程を見事に演じていた 前作の「ねらわれた学園」とはガラッと変わり違った役で魅せてくれます この、人を惹きつける力は凄いと思う! 「女優」です! 本作の見せ場でもある機関銃を撃った時の破片が頬を切り出血しながらのあのセリフ・・・あれは本当に名シーンだなぁ 彼女の魅力やタイトル曲、すべてがマッチした幸せな作品だと思う 

  • 4.0

    ネタバレ相米映画、快感のきざし

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nod********

    5.0

    日本映画史上特筆すべきアイドル映画

    従来のテレビドラマの編集技法を踏襲した万人受けする編集に慣れた若い映画ファンには、この映画は破綻したストーリーがだらだらと展開して、当時のトップアイドルに過酷な演技をさせている変な映画に思えるかもしれない。 しかし当時の映画ファンは、満席の映画館でこの映画に最後まで付き合い、ラストで薬師丸ひろ子さんが自ら歌う主題歌をバックに、新宿通りで地下鉄通風口から吹き上げる風で、彼女のスカートがひらめくシーンを観て大満足して席を立ったものだ。 思うに相米監督を特徴付けるカメラの長回し技法は、現在でも常道である多数のカットを後工程の編集作業で組み合わせて映像に物語性を付与するモンタージュ技法を排したものであり、日本では溝口健二監督も使っていたものだ。ジャン=リュック・ゴダール監督は「勝手にしやがれ」でモンタージュを技法を排し、映像の連続性を断ち切り、映像自体に脈絡のある物語を語らせないジャンプカット技法を使って大成功した。 相米監督は現代映画監督の中でモンタージュ技法を排し、長回し技法を大衆娯楽映画に結実させた功績において、ゴダール監督に匹敵する存在だと考える。そして1985年の「台風クラブ」において、相米監督の長回し技法は芸術にまで昇華している。

  • mat********

    4.0

    当時はドキドキものでした

    長澤まさみ主演のテレビドラマのおかげで再び脚光を浴びることになった「セーラー服と機関銃」ですが、映画を初めて観てみた人は随分とずっこけたことでしょうね。 まず、薬師丸さんがなんであんなに人気があったのか? あのしゃべり方はなんなのか? 何だこのストーリー回しは? そしてシーンのつなぎは一体何? でも、この映画、今でも十分「いやらしさ」にあふれています。 広末涼子の「秘密」のようなモロではなく、あきらかに相米監督が意識し、それに薬師丸さんが無意識に答えた、なんとも言えない作品です。 「飛んだカップル」そして「セーラー服と機関銃」は、おニャン子以前の女子高生トレンドとしてはエポックとなる非常に重要な作品だと思います。

  • pta********

    5.0

    僕らの映画、甦る相米慎二

    非常に馬鹿で情けなくて不幸なことなのだけれど、失くして初めて分かる価値というものがあって、行先知れぬ後悔の念と共に、実は自身の深いところで血となり肉となっていたこと気づき驚愕してしまう。 それは相米慎二が亡くなったことを知った時に感じたことです。あれから10年の時が過ぎました。もちろん知り合いではないし、単なる映画好きな一個人でしかない僕である訳ですが、であるがゆえにその喪失感はポッカリと空いた空洞となり、それを埋められぬまま今も過ごしているような気がします。 そんな風にペシミスティックになったところで仕方のないことなのだけれど、彼の作った映画にはそう思わせるものがあって、名立たる巨匠や名匠、鬼才などと呼ばれる監督は数多く存在しますが、それらに対してそんな風に感じたりすることはまずありません。 何故かといえば、相米映画は僕らの映画だったのであり、僕らの映画とは相米映画のことだったから他ならないのです。華やかなる映画黄金期は遠に過ぎ去り、ヌーベルバーグやニューシネマの荒らした原野の果ての島国で、ルーカス&スピルバーグのハリウッド映画を遥か遠くに望みながら、自身のアイデンティティを完全に見失い彷徨っていた僕らの前に現れたのが、アイドル映画という名のサムシングであったのです。 世代によって、それは任侠映画やヤクザ映画とも云えるでしょうし、ポルノ映画や特撮またはアニメーションと云う人もいることでしょう。それらは逆輸入的なことも含めて、21世紀的復活を遂げ、確たる評価の場所が発見されましたが、残念ながら今なお迷子のまま行き場を失い彷徨うアイドル映画だったりするのです。今となっては相米映画を(例えば「セーラー服と機関銃」を)アイドル映画と呼ぶにはあまりにイビツなものであるわけですが、そこに向けられら熱狂は確実にその時存在し、忘れようにも忘れられぬ、拭い去れないトラウマとなっているのは確かなことなのです。便宜上アイドル映画と書きましたが、他にカテゴライズできないというか、されてこなかった僕らの相米映画の居場所を作るべき時が、彼の死後10年経った今ようやく来たのかもしれません。 「甦る相米慎二」を読みました。関係者の証言、批評家による評論、相米監督自身の語る言葉が纏められたとても良い本でした。これによりある種の相米映画に対する幻想も含めたマジックはなくなりつつも、新たなる再発見がありました。その上で久し振りに「セーラー服と機関銃」を見返した訳ですが、ここにこそ僕らのある世代の映画の始まりがあったのだと、そして時が過ぎ余計なマジックが消え去った今だからこそ、キチンとした評価をすべき映画なのだと思いました。それは何よりも極めて自覚的に己を評価することなのだと思います。なぜなら相米映画は確かに僕らの映画だったのですから。

  • hww********

    3.0

    うーん、相米慎二

    相米慎二監督の特徴、「長回し」。遠景からの撮影。 この作品では十分生かされていたと思います。 でも噂通りのラストの有名な部分だけの映画です。 ただ、薬師丸ひろ子の魅力を引き出したのは相米監督に違いありません。 そしてその相米監督の手腕を引き継いだのが助監督を務めていた冨樫森監督です。 ただどちらの監督の作品も、あまり好きではありません。 ムダで分らない演出が多すぎます。

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