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地獄の黙示録・特別完全版 (2001)

APOCALYPSE NOW REDUX

監督
フランシス・フォード・コッポラ
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3.96 / 評価:447件

解説

 ベトナム戦争が真っただ中のサイゴン。アメリカ陸軍情報部のウィラード大尉にある密命が下される。それは、カンボジアに特殊任務で赴いたままジャングル奥地に自らの王国を築き、カリスマ的な存在と化した危険人物カーツ大佐を暗殺せよ、というもの。任務を全うすべく、ウィラード大尉は4人の部下とともに哨戒艇に乗り込み川をさかのぼる。道中、極限状態に晒され続けた彼らは幾多の異常な世界を体験していく。やがて彼らはついに、ジャングルの奥深く、カーツ大佐が潜伏する“王国”へと辿り着くのだったが……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「地獄の黙示録 特別完全版」─“アメリカの戦争の実相”を描く新たな映画に変貌

20年前、僕らが見た「地獄の黙示録」は、不思議な映画だった。ベトナム戦争中、ウィラード大尉(マーティン・シーン)が秘密任務を受け、軍の命令にそむきジャングルの奥地で血と暴力の王国を築いているカーツ大佐(マーロン・ブランド)暗殺に向かう物語だが、川をさかのぼることが、文明をさかのぼることに通じ、戦争映画であるよりもむしろ、抽象化されたひとつの“文明論”だった。

ところが、新たに「特別完全版」として53分もの未公開映像を加えて蘇った作品は、難解さはうせ、狂気をキーワードに、ベトナム戦争の真の姿そのものを映し出した映画に変貌した。キューブリックの「フルメタル・ジャケット」と並ぶ、傑出した“戦争論”映画が誕生し、しかも、アメリカの戦争の実相を普遍化した作品に仕上がっているから、アフガニスタンで実際に“戦争”が起きている今こそ、その価値が実感できるはずだ。

なお、この作品を深く味わいたい方には、レンタル・ビデオでオリジナルの「地獄の黙示録」や、そのドキュメント「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」を見て、エレノア・コッポラの「『地獄の黙示録』撮影全記録」(小学館文庫)を読むことをお薦めしたい。(高橋良平)

2月2日より、全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/2月6日]

映画.com(外部リンク)

2002年2月6日 更新

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