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モンタナ (1950)

MONTANA

監督
レイ・エンライト
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3.00 / 評価:2件

羊vs牛。そして、こぎつね?

  • rup***** さん
  • 2015年8月20日 23時31分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

エロール・フリンも全盛期を過ぎて、ごくありふれたプログラムピクチャーへ出演するようになってきた頃の作品ですが、「サン・アントニオ」で共演したアレクシス・スミスとS・Z・サコールが顔を揃えているので、小品とはいえまだ華やかな雰囲気が出ています。

アレクシスとは4度目の共演で、2人の息の合ったところも楽しめます。
特に、本作では、フリンがギターを弾きながらアレクシスと陽気にデュエットをするというサービスシーンがあって、これだけでも嬉しくなってしまいました。
アレクシスは「サン・アントニオ」でも"Some Sunday Morning"を美しい声で(これは吹替えでしたが)歌うシーンがありましたね。

羊飼いであるフリンは、牛飼いたちが幅を利かせているモンタナの町に正体を隠してやってきます。
羊飼いとの争いで父親と兄を亡くして羊飼いを目の敵にしている大地主のアレクシスに目をつけると、あっという間に恋仲になり、早速彼女の土地を借りてしまうというあたりの調子の良さがフリンのキャラクターに合っていました。

一方のアレクシスは、フリンの正体を知ると、烈火のごとく怒って部屋の調度品に八つ当たりしたりするのですが、バーバラ・スタンウィックのように男を手玉に取るような怖さがないので、鉄火な女を演じても常にフリンに主導権を握られているような印象です。
もっとも、ラストでは、羊の群れを率いるフリンの前に拳銃を構えて1人立ちふさがるアレクシスの格好良さが見られます。
ただ、その緊張感は続かず、あっさりとお約束の展開となって幕を閉じることになりますが・・・。

全編を通じてゆるい感じがするものの、それが気を張らずに観られる娯楽西部劇としての本作の魅力となっているのかもしれません。
グレン・フォードが羊飼いを演じた「縄張り」はさらにコミカルな西部劇でしたが、羊が絡むとなかなか楽しい作品が出来上がりますね。

あと、S・Z・サコールが演ずる行商人の親父さんがフリンたちのキャンプに現れるときに、日本では『こぎつねコンコン山の中~♪』でおなじみの曲が流れてきます。
もともとはドイツ民謡だそうで、サコールがシュルツという名前の役でドイツ人だからということでこれが使われたのかもしれませんが、この場違いな曲が聴こえてくると思わず「ん?」という可笑しさが込み上げてきてしまいました。

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