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バニラ・スカイ (2001)

VANILLA SKY

監督
キャメロン・クロウ
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3.40 / 評価:1491件

解説

 マンハッタンの豪邸に住み、高級車を乗り回し、おまけにハンサム。完璧な人生を謳歌する出版界の若き実力者デヴィッド・エイムス。ジュリーという美しい恋人もいて、何不自由ないはずが、どこか物足りなさを感じていた。そんなある日、デヴィッドは親友の恋人ソフィアに一目惚れしてしまう。しかし、デヴィッドの心変わりを敏感に察したジュリーは、嫉妬に駆られて自ら運転する車でデヴィッドとともに崖に突っ込んでしまう。奇跡的に一命を取りとめたデヴィッドだったが、その顔は怪我のために見るも無惨に変わり果ててしまう……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「バニラ・スカイ」─いわば「アイズ・ワイド・シャット」の独身貴族版?

【注意!】この原稿は、SPOILER(ネタバレ)を含んでいます。お読みになる方はご注意ください!

さすが、キャメロン・クロウ監督&夫人ナンシー・ウィルソンのコンビだ! ポール・マッカートニーの表題曲「バニラ・スカイ」をはじめ、ボブ・ディラン、ピーター・ガブリエルらの名曲がズラリと並ぶ、実に耳に心地よい映画だ。クロウが書いた脚本は、前作以上に「身」が詰まっている。シナトラとジャック・ダニエルの挿話があったり、モネの絵の隣にジョニ・ミッチェルの絵があったりと、音楽ファンにはたまらない台詞の連続で笑えるのだ。トム・クルーズの相手役2人の美女――夢想(理想!?)の女のペネロペ・クルス、地獄へ引きずり込む女のキャメロン・ディアス――も申し分ない。けれど……。

タイムズスクエアを人払いして撮影した夢のシーンで始まるように、すべてが“夢オチ”なのだ。いわば「アイズ・ワイド・シャット」の独身貴族版といった風。アレハンドロ・アメナバール監督の本家「オープン・ユア・アイズ」とは前半は一緒、後半は“悪夢の解説”が説明過剰に展開される。クルーズの大仰な演技が「甘くて酸っぱい」題材が似合うキャメロン・クロウ映画から、「甘美さ」を薄めてしまった。ジェイソン・リー(好演)が主役のほうがクロウ映画らしくなったハズ!(佐藤睦雄)

12月22日より、日比谷スカラ座他全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/12月20日]

映画.com(外部リンク)

2001年12月20日 更新

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