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バンディッツ (2001)

BANDITS

監督
バリー・レヴィンソン
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2.64 / 評価:454件

解説

 オレゴンの刑務所に服役中のジョー・ブレークは、そこで自分とはまるで性格の違う男テリーー・コリンズに興味を持つ。行動派のジョーに対してちょっと考え込み過ぎる傾向のテリー。次第に奇妙な友情を感じ始めた二人はある日、まんまと脱獄に成功してしまう。郊外までやって来た二人はそのまま見ず知らずの家に上がり込み平然と居座る。翌日から、さっそく銀行強盗を開始する二人。その見事な手口は全米中の注目の的となる。そんなある日、平凡な毎日に嫌気がさしていた主婦ケイトが、ひょんなことから二人の仲間に加わることになるのだが……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2001 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
(C)2001 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

「バンディッツ」─個性派競演、構成の妙、ラストはまさに映画の醍醐味

これほど意外性に満ちた映画とは……。まず、ブルース・ウィリスとビリー・ボブ・ソーントンが体現した“2人で1人”の迷コンビぶりがいい。ウィリスが行動派で直感に長けたジョーを、ビリー・ボブが頭脳派だが神経症のテリーを快演。ウィットに富んだセリフの応酬と、1人ではついバカをしてしまう姿が微笑ましい。2人の髪形変装七変化も爆笑だ。

そして、このコンビに乱入する人妻ケイト。2人に出会って生きる喜びを知り、さらに、2人を同時に愛してしまっても、無垢な心を失わない。そんなケイトを、ケイト・ブランシェットが自然体で熱演。全身で思いを現す彼女のキュートな魅力が、それぞれ欲望に溺れることなく自分を見出していく前向きな心のドラマに、説得力を持たせている。

が、なにより巧みなのは、冒頭、ロスの銀行を襲って警官隊に囲まれたジョーとテリーの姿を映し、過去へさかのぼって事の顛末が語られる構成。3人の個性的な逃亡者が繰り広げる牧歌的な犯罪と奇妙な三角関係は、ユーモラスだが、悲劇が匂うこともあって切なく映り、いつしか胸が熱くなる。そのうえで、意表をついた大どんでん返しで締める技は絶品で、まさに映画の醍醐味を味わえるのだ。(山口直樹)

12月29日より、丸の内ルーブル他全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/12月27日]

映画.com(外部リンク)

2001年12月27日 更新

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