ここから本文です
【お知らせ】映画館の上映スケジュールについて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、実際の上映時間と異なる可能性があります。ご不明な場合は、各劇場にお問い合わせくださいませ。

ピアニスト (2001)

LA PIANISTE/THE PIANO TEACHER

監督
ミヒャエル・ハネケ
  • みたいムービー 201
  • みたログ 997

3.92 / 評価:307件

家族、恋人とは絶対観てはいけない映画

  • ポルティ さん
  • 2019年4月10日 10時13分
  • 閲覧数 1102
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ミヒャエル・ハネケほど人間の心の暗部を露骨にあぶり出す監督はいない。日常の中で我々が背を向けている不快な部分を生々しく見せられることに戸惑い、腹を立て、罵倒する観客のリアクションを楽しむかのようなサディスティックな作風を完全に個性として確立している。ラース・フォン・トリアーとも似た変態性を感じるが、ハネケの方がさらにネクラで陰湿なだけにタチが悪い。この監督、間違いなく性格が歪んでいる。

ハネケは本作でも中年女の屈折した性への倒錯を赤裸々に描いて観客を挑発する。
主人公エリカは地位も教養もある普通の常識人であり、決して精神を病んだサイコなどではない。厳しい母親の管理下で聖女のような人生を強いられてきただけに、心に潜む鬱屈した変態性も生々しく、こんな女は絶対実際にいそうで生理的嫌悪感が半端ない。
観客を敵に回しかねないこんな嫌な難しい役をトラウマ級の見事な演技で監督の要求に応えきったイザベル・ユベールの女優魂には感服だ。

タイトルのイメージだけで誤って家族や恋人同士で観てしまったら大変なことになるのはもちろん、独りで観ても不快な気持ちになるのは必至。他人に薦められない度では屈指の変態作だが、映画作品としては好みだけで簡単に切って捨てられない完成度なのはレビューの高さで明らかだ。観るべきか止めるべきか未見の映画ファンには悩ましいところだが、ここはひとつ観てから後悔してみてはいかがだろうか?
ただし、鑑賞後の責任は持たないが。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ