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モンパルナスの灯 (1958)

MONTPARNASSE 19/LES AMANTS DE MONTPARNASSE/GLI AMORI DI MONTPARNASSE/THE LOVERS OF MONTPARNASSE/MODIGLIANI OF MONTPARNASSE

監督
ジャック・ベッケル
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4.00 / 評価:116件

モジリアニ

  • bar******** さん
  • 2017年5月2日 1時54分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

モンパルナスの灯。ジャック・ベッケル監督。

いやあ、いい作品ですね。モジリアニの半生などほとんど知りませんし、彼の作品は美術雑誌や本でしか見たことがありませんでした。一度じっくりと彼の絵を、美術館で眺めてみたいものです。

ジャック・ベッケル監督は、『穴』とか『現金に手を出すな』とかを知っているのですが、また空気が違うこと違うこと……リアリズムのような暗さ、そしてえげつなさを描いており、見るタイミングによっては苦痛かも。
でも、このしっとりとした涼やかな感じ、非常に美しいです。ジェラール・フィリップの、あの演技はたまらないですね……憔悴している画家を見事に演じています。

画家や芸術家のことを知るたびに、その奥深さに惚れ惚れします。アメリカ人の富豪の俗っぽさといったら……このころのフランス人から見たアメリカ人って、全部こういう感じですよね(笑) 可哀相ではありますが、アメリカ映画などを見ても、ヨーロッパを周遊するアメリカの資本家ってまさに俗悪って感じがします。

で、リノ・ヴァンチュラが予告通りに絵を買い漁るラスト……彼の絵=人生が商売の材料にされていくところに、画家の厳しさ、世間の冷たさを感じさせる、すこしこわいエンディング。でも気味悪い感じはしません。冷たい水を一杯飲んだときのような、すっきりさっぱりとした味があります。

こういう描写は好みかも。フランス映画特有の感じ。今の日本じゃなかなか出会わない、冷たくて美しい感じがします。だから求めてしまうのかなあ。こういう映画を。

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