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アレクセイと泉 (2002)

監督
本橋成一
  • みたいムービー 26
  • みたログ 26

4.00 / 評価:8件

寡黙な男と不思議な泉

  • gir***** さん
  • 2007年12月18日 1時02分
  • 閲覧数 755
  • 役立ち度 27
    • 総合評価
    • ★★★★★

ドキュメンタリー映像について考えることは色々ある。ありのままのものを、ありのまま伝えることは、相当難しく、順番を並び変えるだけで、映像の持つ意味は大きく変わってしまう。

この作品を見たのは、京都の上映会。一般の映画館で公開されていなかったと思われる本作にインデックスがあることに、ヤフーの底力をひしひしと感じています。

実生活で、アレクセイのような立場にいる青年の決断に触れた今日、少々感傷的ではありますが、この作品にレビューを書かせていただこうと思い、筆を取りました。

チェルノブイリで、原発事故があって、多くの人は汚染された村を離れた。そこに残ったひとり、唯一の青年と老人たちの、原発事故、汚染、その後の物語。

アレクセイは、多くを語らない。監督も、その点を付け回さない。彼と、村との、その生活を淡々と、遠くから見守るように撮り続けている。

大きなカタルシスのある作品ではない。しかし、この映画に出てくるいくつかのシーンを、自分は今でもわりと鮮明に覚えている。印象の深い作品でした。

特に、両親の笑顔でのツーショットが忘れられない。そして、どう考えても、お二人は若い。これも泉の力の為せる業なのであろうか・・・きっとそうなのだろう。

アレクセイ。元気にしてるのかな?泉の水は今でも、ガイガーカウンターが反応しない、汚染されてない状態で滾々と湧き続けているのかな。

きっと自分が死ぬまでに訪れることはないであろう、北の大地の奥深い村の物語。地元を離れるつもりのない彼の決断。今日も彼は、一生懸命、汗をかいている。

おすすめしようとも、なかなか見る機会もない作品だとも思いますが、観賞後はわりと自分の「いま」を見つめることになりました。それはあたかも澄んだ湖面を見つめるかのようでした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
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