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レプリカント

レプリカント

REPLICANT

99

RUKA

3.0

ヴァン・ダムを殺せるのはヴァン・ダムだけ

共同原案・共同製作と意欲を見せたのに、 米国ではビデオ・DVD発売のみ、 という可哀想な扱いを受けた「レジョネア戦場の狼たち」。 いつもの派手なアクションはなかったけど、 ヴァン・ダムのシリアス演技に少しウルウルとしてしまい、 これからはもしかして演技派俳優を目指そうとしているのかも、 と思ってたら、 この映画でも何と彼は、悪役人間と善玉レプリカントという、 難しい二役をこなしているではありませんか。 特に、レプリカントヴァン・ダムの汚れをしらない純真無垢な表情や仕種。 40歳を過ぎた顔と身体を持つ大の男があどけなく演じるギャップは、 最初は手荒く接していたジェイク扮するマイケル・ルーカーが、 だんだん友情なのか親愛なのか、 妙な感情を抱き始めていくのがすごくよくわかるほど、 レプリカントヴァン・ダムペットのように可愛いかったです(笑)。 テロ対策に開発されたレプリカントは、 生まれたての赤ん坊と同じらしく、 立ったり座ったりから始めていたのが、 ほんの短時間で、 オリンピックの体操選手並の運動能力を持ってしまい、 おまけに、素直なものだから競技終了のキメポーズもしっかりインプット。 敵と戦いながらもキメのポーズはしっかり忘れない律儀さや、 悪役レプリカントの変な髪形など、 妙に細かい所に神経を行き届かせている割には、 ストーリーは大味、というこのギャップもこの映画の持つ魅力かも。 ラストも、驚きのどんでん返しが用意されていて、 アラ~、ジェイク共々心配したわたしの気持ちはどうしてくれるの~ と唖然としながらも笑ってしまう、そんな楽しい映画でした。

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