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ビューティフル・マインド (2001)

A BEAUTIFUL MIND

監督
ロン・ハワード
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4.07 / 評価:2,024件

解説

 1947年9月、プリンストン大学院の数学科に入学を果たしたジョン・ナッシュ。彼の頭にあるのは「この世のすべてを支配する真理を見つけ出したい」という欲求のみ。ひとり研究に没頭するナッシュは次第にクラスメートからも好奇の目で見られるようになる。しかし、ナッシュはついに画期的な“ゲーム理論”を発見する。やがて希望するMITのウィーラー研究所に採用され、愛する人と結婚もしたナッシュ。しかし、米ソ冷戦下、彼の類い希な頭脳が暗号解読という極秘任務に利用され、彼の精神は次第に大きなプレッシャーに追いつめられていく……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「ビューティフル・マインド」─この世界は天才の目にどのように映るのか

この映画の主人公ナッシュは、「ゲーム理論」の発明者として1994年にノーベル経済学賞に輝いた数学の天才。だけど、神様は公平というわけか、僕たちだけじゃなく天才の人生だって本人の思い通りに進まないようだ。

天才には凡人に見えないものが見えてしまう。それが独創的な新理論や暗号の解だけならいいけど、諸々の幻影が現実の人間と対等の資格でナッシュの前に出現し、彼の人生に複雑な影を落とす。さて、ナッシュは精神分裂病(と僕たちが呼ぶ症状)といかに付き合い、波乱の人生を全うさせるのか……。

天才と狂人は紙一重だと言われるし、そうした存在を描く映画だってある。「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じた人物なんかそうだ。で、そうした天才=狂人は大抵その周囲で生きる一般人の視点から捉えられ、特異な人物とされる。

一方、この映画の斬新さは、通常のパースペクティブを反転させ、この世界が天才=狂人自身の目にどのように映り、生きられていくか……という視点を徹底し、僕たちにその世界を追体験させてくれる点にある。そうした実験に際してロン・ハワード監督が採用するのは、「シックス・センス」を思わせる感動的なアプローチだが、詳しい説明は差し控えよう。スクリーンを前に心ゆくまで涙しよう!(北小路隆志)

3月30日より、日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/4月2日]

映画.com(外部リンク)

2002年4月2日 更新

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