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エネミー・ライン (2001)

BEHIND ENEMY LINES

監督
ジョン・ムーア
  • みたいムービー 73
  • みたログ 2,053

3.53 / 評価:612件

解説

 アラビア海に浮かぶ米海軍の原子力空母USSカールヴィンソン。兵士たちは民族紛争が終結したボスニアの平和維持活動に当たっていた。クリス大尉は偵察飛行ばかりの単調な毎日に不満が爆発、レイガート提督の注意にも耳を貸さず海軍を辞めると言い出す始末だった。そんなある日、いつものように偵察飛行に向かったクリスは突然にもセルビア人民軍による民間人の惨殺現場を撮影したためにミサイル攻撃を受け、敵陣のど真ん中に不時着してしまう。そして彼らは、目撃者であるクリスを捕まえるために執拗な追跡を始めたのだった……。

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映画レポート

(C)2001 TWENTIETH CENTURY FOX
(C)2001 TWENTIETH CENTURY FOX

「エネミー・ライン」─9月11日以後、気が付けば変わっていた自分の価値観と出会う

9月11日のテロ事件以来、映画の見方が変わった人は多いはずだ。いままで当然のように受け止めてきた、米国が正義のヒーローとなって戦う映画を「何かちがうぞ」と思うようになる。そんな変化を感じたりはしないだろうか。

この「エネミー・ライン」も、気が付けば変わっていた自分の価値観と出会うことになる映画だ。米海軍の上官は、敵地に落ちたたったひとりの部下を救い出すため、せっかくとりつけた停戦さえ無にしてしまおうとするのだ。

事件前なら、なんて熱い師弟愛とか思うんだろうが、今は「ああ、こんなことやってるからテロの標的になるんだよー」なんてつぶやいてしまう。20分にも及ぶミサイルVS戦闘機の手に汗握るスカイチェイスも用意されて、このジョン・ムーアという新人監督、演出は悪くないんだけど、公開時期が災いしたという感じかもしれない。

ちなみに、何だかとってもジョン・ミリアスな映画だなあと思ったら、最初の脚本を書いたのは彼なんだって(ノンクレジット)。うーん、そんなこと聞くと、ミリアス版も見たくなった。だって、イケイケ映画がいまでも許せる人って、個人的には三つ子の魂百までの彼だけなので(笑)。(渡辺麻紀)

3月9日より、日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/3月13日]

映画.com(外部リンク)

2002年3月13日 更新

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