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パニック・ルーム (2002)

PANIC ROOM

監督
デヴィッド・フィンチャー
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3.44 / 評価:1,260件

解説

 その4階建ての高級タウンハウスにはある隠された部屋が存在した。コンクリートの厚い壁。他とは完全に独立した電話回線と換気装置。そして、家中を映し出すモニターと完璧なまでの防犯システム。その部屋が作られた目的は、たったひとつ、決して誰も侵入させないこと――。離婚して娘とふたりだけで新しい家に移り住んだメグ。そこへ、突然3人の残忍な強盗が押し入ってきた。メグは、咄嗟に一人娘を抱えとある部屋に身を隠す。しかし、“パニック・ルーム”と呼ばれるその秘密の隠れ部屋こそ、彼らが目指していた場所だった……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「パニック・ルーム」─あと必要なのはユニバーサルのトレードマークだけ!

バーナード・ハーマン風交響楽に乗って、マンハッタンのビル群にCREDITが浮かび上がるオープニングから傑作を予感する。あれれ、まるでヒッチコック映画でないの!

セントラルパークのそばにある4階建ての高級タウンハウスが舞台の密室劇である。(「セブン」同様に)雨に濡れた夜、3人の強盗に押し入られた母(ジョディ・フォスター)と娘は隠し部屋“パニック・ルーム”に身を隠すが……。そこは、コンクリートの厚い壁に遮断された、家中を映し出す監視モニターがある完全なセキュリティに守られた部屋で、扉を閉めたが最後、誰も入れない! 映画はそうして壁越しの死闘へとなだれ込む。

“密室”となった建物の空間が、高低&横になめらかに“さまよう”カメラによって提示されるのが素晴らしい。ダイニングテーブルの高さをスルスルとトラベリングしてマグカップの取っ手の中さえもくぐり抜けるのだ。コンラッド・W・ホール(父は「明日に向って撃て!」の撮影監督)のカメラワークに陶酔する! 主演のジョディ・フォスターは「羊たちの沈黙」以来の熱演だろう。強盗役フォレスト・ウィテカーの“苦い勝利”にもシビれまくりだ。

もっと洒脱なユーモアがあれば、ユニバーサルのトレードマークがあれば、ヒッチコック映画と寸分違わない傑作だ。デビッド・フィンチャー監督の映像がつむぐパッションはまたもヤラレた!(佐藤睦雄)

5月18日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/5月27日]

映画.com(外部リンク)

2002年5月27日 更新

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