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シッピング・ニュース (2001)

THE SHIPPING NEWS

監督
ラッセ・ハルストレム
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2.73 / 評価:314件

解説

 新聞社に勤めるクオイルは、父親の厳しい教育がトラウマとなって自分の殻に閉じこもる孤独な男となってしまった。そんな彼は、美しい女性ペタルと出会い初めての幸せを味わう。結婚もし、女の子も生まれるが、ペタルは娘をほったらかし、若い男と遊んでばかり。そして、ある日、突然に娘を連れ去り、男とともに家を出ていってしまう。次にクオイルのもとに届いた知らせは、ペタルの交通事故死と、彼女が娘を養子として売り飛ばそうとしていた事実だった。失意のクオイルは人生をやり直すため、娘を連れ、父の故郷ニューファンドランド島へと向かうのだった。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「シッピング・ニュース」─きっと監督の北方の「血」が騒いだんでしょう

ニューヨーク州北部の小さな町の新聞社で、印刷工として静かに暮らす男、クオイルが、妻に捨てられたことをきっかけに、先祖の暮らした土地に行き、新たな人生の第一歩を歩み始める。ひらたく言えば、中年男の第二の人生探しの物語なのだが、本作はその枠内に収まっていない。なぜなら、彼がその地で出会うのが、お約束の心安らぐ自然だの素朴な人々だのではないからだ。

その祖先の地として登場するのは、ニューファンドランド島。カナダの東沖にある孤島で、寒さは厳しく、氷河に削られた岩肌には低木しか生えない。主人公クオイルの祖先は、この地に住み着いた古代スカンジナビアの海賊だ。先祖代々の家に住むことになった彼と娘は、土地の記憶とも彼らの幻想ともつかない光景を目にする。さらに、彼の叔母の子供時代のある種神話的な体験や、彼の雇い主の民話のような体験が語られていく。彼の再生に力を貸すのは、これらの神話的な原初の力なのだ。

ハルストレム監督は、スウェーデンのストックホルム生まれ。今までの作品とはひと味違う展開は、北の地に刺激された彼の祖先の血の為せるわざなのか、なんてね。(eiga.com編集部)

3月23日より、丸の内プラゼールほか全国松竹洋画系にてロードショー

[eiga.com/3月26日]

映画.com(外部リンク)

2002年3月26日 更新

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