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ロード・トゥ・パーディション (2002)

ROAD TO PERDITION

監督
サム・メンデス
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3.61 / 評価:790件

解説

 1931年、雪の降るイリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の息子の良き父親であるマイケル・サリヴァンには、町を牛耳るアイルランド系マフィアの幹部という裏の顔があった。サリヴァンはボスのジョン・ルーニーから息子のように愛されていた。サリヴァンの2人の息子にも実の孫のように接するジョン。そんな父ジョンを実子コナーは、苦々しく思っていた。ある日、組織の幹部会でコナーはヘマをしでかしたとジョンに責められる。次第に追い詰められたコナーは、父への恐れとともに、サリヴァンに対する嫉妬と憎悪を膨らませていく…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX & DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX & DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「ロード・トゥ・パーディション」─サム・メンデスのギャング映画はミニマルでエレガント

ギャング映画を作るとき、きまって「ゴッドファーザー」が目の前に立ちはだかる。これまで作られたギャング映画は数え切れないが、映画史に残るこの金字塔を越えた作品は現れなかった。

しかし、ひょっとしたら、サム・メンデス監督の「ロード・トゥ・パーディション」は、「ゴッドファーザー」に匹敵しているかもしれない。「ひょっとしたら」などと歯切れの悪い言葉を用いて申し訳ないが、どちらも同じジャンルを扱いながら、そのアプローチがまったく異なるため、比較が非常に困難なのだ。

たとえば、その演出法である。派手でオペラ的な演出を好んだコッポラ監督に対し、舞台出身のサム・メンデス監督のアプローチは、「Less is more」。余計な装飾を廃し、バイオレンス描写も最小限に抑えた。たとえば、息子がはじめて父親の「仕事現場」を目撃するシーンで、メンデス監督はのぞき見している子供の視点のみで描いた。通常のアクション映画のような、クロースアップや流血やスローモーションは一切なし。よく見えない視界、手ブレのカメラ、そして、鼓膜が破れそうなくらいのマシンガンの轟き――。メンデス監督は、ミニマルでエレガントなギャング映画の傑作を生みだした。(小西未来)

10月5日より、日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/10月16日]

映画.com(外部リンク)

2002年10月16日 更新

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