大馬鹿1人、アホ殺人者1人、と馬鹿2万人
- AUKJetspeed さん
- 2級
- 2009年8月4日 23時49分
- 閲覧数 779
- 役立ち度 7
- 総合評価
念願の鑑賞。
勝手な印象では「マッドマックス2」のような世界観をイメージ。
が、実際は昭和の頃のやんちゃな中学生の縄張り争いのような話。
でも、監督はかのウォルター・ヒル!プロデューサーはフランクマーシャル!
そしてラストのクレジットには、アソシエイト・プロデューサー「ジョエル・シルバー」!!!
真剣に作ってる。
俳優もほとんど無名。
それだけに、キャラクターの先が読めない、だから楽しめた。
徐々に魅力も出てくるし。
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話はというと、
地域の物すげえ「カリスマ」ギャング?不良?ポンコツ?
が、地域にある全ての不良グループから代表9名づつ集会に呼び出す。
武器はダメ。(言うことをきいてるのがかわいい)
で、集会。
大馬鹿ポンコツが言う、
「ここにいるみんなのグループ全部足したら、2万人!この地域の警察官も2万人!」
「やっちゃおうぜ!!」
バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
撃たれちゃう。
本当にポンコツなっちゃった。
で、地域トップのグループを筆頭に濡れ衣を着せられた「ウォリアーズ」を追いかける。
ラジオのDjが宣戦布告など状況を伝えるところが、結構良い感じ。
最後、ちゃんと謝るし。
主人公と思しき男の子。脇役っぽい顔なんだけど、非常に魅力的になっていくんだ。
逃走は電車か徒歩。
良い感じ。
乗れば天国、乗れぬは地獄。
その繰り返し。
良い感じ。
>>
道中、沢田亜也子さんの元ダンナみたいな奴が現れ、自分たちのグループがいかに恐いかというのを、「写真の記事」でウォリアーズに見せるところなんか最高。
良い感じ。
変態野球チームも登場。
格闘時の倒れ方が、アクション映画している。
良い感じ。
「逃げたり」「頑張ったり」「仲間を思ったり」「女を守ったり」
青春してる。最後は海岸だし。
ああ、すごくおじさんの胸をくすぐったシーンは、
逃走中の車中、いいとこのぼっちゃん、お嬢ちゃんカップルが目の前に座ったとき、
主人公の連れの女性が、ちょっと自分の身なりを気にして自分の服装をいじろうとした時に主人公が「やめろ」って仕草だけでやめさせるシーン。
「おまえは、おまえでいい」みたいな。
おじさん、グッときちゃった。
良い感じ。
日本の不良映画もいいけど、「ウォリアーズ」もね。
でもね、一番強かったのはね、売店の女の子なんだ。
アホ不良どもが商品もってこうとすると、
「お金は?」ってね。
本当に恐けりゃ、そんなこと言えないよね?嫁入り前だし。
見抜いていたんだろうね~。
『群れているアホ連中』ってのがね。
どんなにやんちゃしようが、最終的には女性が強いんだ。
これが本作で言いたかったこと。
制作費をかけてまで。
良い感じ。
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