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海は見ていた (2002)

THE SEA WATCHES

監督
熊井啓
  • みたいムービー 13
  • みたログ 203

3.12 / 評価:50件

江戸時代の香りを嗅げました

  • najarake さん
  • 2014年9月25日 14時22分
  • 閲覧数 686
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

山本周五郎の江戸人情話の情景が「ああこうだったのかあ」と思い浮かべることができました。

熊井啓監督はこの作品が最後だったように思います(まちがってたらごめんなさい)。脚本は黒沢明監督の遺稿。時代の2代監督の共同遺作となっています。
熊井監督は、実話をもとに、坦々と描くクールな視点の作風のように思います。一方、黒沢監督は晩年随分脂抜けした作風になったとはいえ、ドラマの中にどっぷりつかり、思いっきりかき回すような印象があります。
山本周五郎の江戸人情話の「粋」を気に入った黒沢監督が、決してへ垂れない江戸下層庶民の熱気を描こうとしたのではと思うのですが、熊井監督が画にすると、どうしても描き方の違いが相容れないので、どっちつかずの印象になってしまって、評価が高くならなかった作品なのではないでしょうか。
その点はとても残念です。
岡場所の日常が淡々と描かれるやや退屈な前半から、思いもよらない天変地異が深川を襲う展開まで、江戸時代の庶民の生活風俗が描かれて、この後江戸人情話を読む際に、とても参考になりました。
山本周五郎の江戸人情話は泣けるような、切ないような、どうしようもないような・・それでもまあいっか、生きてみよう、というような絶望と希望がないまぜになったところが魅力ですが、その辺は描けているように思えます。
宮部みゆきさんの深川を舞台にした作品も良く似た雰囲気で、泣かせてくれますが、今度はもっと泣けそうな気がしました。

ご家族そろっては濡れ場もあって恥ずかしいのでお奨めなし。アベック鑑賞には、世の荒波を乗り越える(なんとか乗り越えられるものだの)度胸をもらえそうなので、結婚の申し込み時に最適かもしれません。

詳細評価

物語
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音楽

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