レビュー一覧に戻る
屋根の上のバイオリン弾き

屋根の上のバイオリン弾き

FIDDLER ON THE ROOF

181

mathitomi

5.0

母なるロシアの大地と父親の威厳

帝政ロシアのシュテットルに暮らすユダヤ教徒の5人姉妹家族の物語。 年頃の娘を持つ父親の苦悩、幸せを願う母、そんな両親に気を使いながらも旧来のしきたりに疑問を持つ娘達が未来を見つめ自らの道を進んでゆく。 ユダヤの伝統はどこか日本人の持つ古風さによく似ている。 父親は伝統を堅持しつつつも娘達の新たな考えに耳を傾けている、そんなテビエに同じ子を持つ父親としてとても共感出来る。 またユダヤの風習、広大なロシアの大地、そして村の様子などが映像に広がり、登場人物の心情にも共感でき見ている内に自らがシーンに溶け込み映画に入り込んで見てしまう。 華やかな感動というよりも、鑑賞後にじんわりと感動が伝わっていつの間にか虜になってしまうそんな映画でした。

閲覧数1,342