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タイムマシン (2002)

THE TIME MACHINE

監督
サイモン・ウェルズ
ゴア・ヴァービンスキー
  • みたいムービー 80
  • みたログ 2,354

3.03 / 評価:474件

解説

 1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは、ある日、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。現実をどうしても受け入れられないアレクサンダーは過去に遡ってエマを救い出したいとの一念で、ついにタイムマシンを発明してしまうのだった。しかし、エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーはそこで、エマの運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。諦めきれないアレクサンダーはその理由を解き明かすため、今度は一転、未来へ向け時間移動し2030年の世界へと降り立つのだったが……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2002 Warner Bros. & Dreamworks, LLC
(C)2002 Warner Bros. & Dreamworks, LLC

「タイムマシン」─オスカー脚本家が古典テーマに挑む珠玉SF

あまりに有名なH・G・ウエルズの古典SFの再映画化だが、原作のアウトラインのみを借りて、オリジナル・テーマを持たせた所がミソ。でも、VFXやアクションに過大な期待は禁物。むしろ見所は「グラディエーター」でアカデミー脚本賞を受賞したジョン・ローガンの脚色の妙技にある。

人はなぜタイムマシンに憧れるのか? それは過去のやり直しが可能になるからだ。だが、本当にそれは必要なのだろうか。「もしも、あの時、こうしていたら」。その「もしも」に賭けて、主人公アレクサンダー(ガイ・ピアース)は寝食を忘れてタイムマシンの研究に没頭する。なぜなら、彼は最愛の人を失い、彼女を取り戻したかったからである。ところが、タイムマシンは彼の望む「もしも」を叶えてくれない。なぜなんだ。アレクサンダーはその答を探して、今度ははるか未来へと向かう。ところが、80万年後の未来で彼は未来人モーロックから、あっさりと答を教えられてしまう。

大事なのはその答ではない。「もしも」という投げかけは、過去に向けられるものかどうかが大事なのだ。タイムマシンは人類にとって必要かどうか。脚本のローガンはその解答をラストに用意する。心優しく、そして力強い希望を与えてくれる珠玉のSF作品である。(岩井田雅行)

7月20日より、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/7月29日]

映画.com(外部リンク)

2002年7月29日 更新

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