柔らかい肌

LA PEAU DOUCE/THE SOFT SKIN

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柔らかい肌
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(18件)

恐怖14.3%ロマンチック12.2%かわいい10.2%セクシー8.2%絶望的8.2%

  • kin********

    4.0

    ネタバレふつうの話だけど

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ********

    4.0

    トリュフォー作品の後半には秘密がある。

    1963年。フランソワ・トリュフォー監督。一流の文芸批評家の男は、ある日、キャビンアテンダントに惹きつけられ、妻子ある円満な家庭をも顧みず、彼女と関係を持つようになる。周囲を気にしながらのあいびきはやがて本気の愛に育っていくが、一方で、家庭を顧みなくなった夫に嫌気がさす妻は精神に変調をきたして離婚の話し合いへ。そして、浮気相手の女の存在を知って、、、という話。 トリュフォー作品のなかの主人公が人生を0から模索するように、トリュフォー作品自体も、映画作品を0から模索するかのように始まる。前提を探るような冒頭、行きつ戻りつする物語、伏線のためだけの場面。そして映画の展開につれて、最後には、クローズアップと早いカットバックで物語が収束していく。どんなトリュフォー作品でも最後には必ず目が離せなくなっているのがすごい。 演じている俳優の顔が次第に美しく見えてくるのは本物の映画の条件だと思いますが、トリュフォー作品は必ずそうなっている。誰もが気づくことですが、作品のなかであまり意味をもってない場面はヒッチコック作品へのオマージュです。今回は特に目立つのは、ガソリンスタンドで行き交う車を目で追う場面。「北北西に進路を取れ」のあの有名シーンですね。それがたかだか本作の4年前の作品だということを思い返すと、なんて豊かな映画の時代だったことかと感嘆するほかない。

  • コバルト

    3.0

    中盤が長い。

    後半はとても良かった。ドヌーヴがあんまりタイプじゃない自分としては中盤の出張のくだりは冗長に感じられた。 出張先の男に不倫がバレるとどんな困ったことになるのかイメージしずらいのも難。パキっと台詞にしておいてくれたら、きっちりサスペンスがかかって退屈しなかったと思うんだけど。 で出張から帰ってきて妻に離婚を切り出されてからの展開はとても真実があって面白かった。 夫は無意識に離婚という選択が正しかったのか疑問に思っていて、ドヌーヴはそれに気付いてなのか彼への気持ちが冷める。そもそも不倫女ってのは三角関係だからこそ燃えるってところもあるんだろう。妻は離婚をするかしないかで揺れてたが、不倫の写真を発見したことで夫への殺意が燃え上がると。 妻に離婚を切り出しに行ったのに妻と寝てしまう夫。それが妻をさらに追い詰めるという流れも素敵なので、中盤を削ってこのへんをもう少し丁寧に見せる方向で作ってくれたら自分的にはベストだったかと思う。

  • Kurosawapapa

    4.0

    男がこの映画を見れば浮気しない、、、?

    この映画は、フランスの巨匠フランソワ・トリュフォー監督による長編4作目(1963年製作)。 ヒッチコックへのオマージュを込めて作られた不倫サスペンス。 ======= 地位と名誉、そして家族を持ちながら、一人の女に溺れる文芸評論家。 愛人という立場に苦悩する女。 そして評論家の妻。 緊迫した男女関係に、悲劇のクライマックスが訪れる。 ======= 本作は、トリュフォーにしては会話が少なめ。 得意とするダイアログより、もの言わぬ雰囲気で圧迫するような作品。 ・ハイヒールに履き替えるスチュワーデスの足を見つめるシーン ・エレベーター内での視線の交錯 など 本作は、 “視線” が物語る映画といってもいい。 そして、リアルに描写された “浮気男” の本質。 ・妻にバレないためのアリバイ作りや、密会の時間を作る几帳面さ ・いい中年男が、浮気のためなら必死に奔走する精力 また、 ・愛人に電話しようとし、妻に気付かれそうになる ・密会ゆえ 人目をはばかる など 焦燥感、後ろめたさ、緊張感 に溢れた映像の数々。 さらに、不倫に関係のない部分までサスペンスフルに描く、 ・時間に追われ車のスピードを上げるシーン ・ガソリンスタンドで着替えるシーン など 全編に渡り、トリュフォーが得意とする “ヒッチコック・タッチ” が活かされている。 一方、自由な恋愛を求める愛人ニコル。 男に翻弄されつつ、最後は現実的な強さを見せる、 知的で現代的な女性をフランソワーズ・ドルレアックは、見事に演じている。 所々でポイントとなる、フランソワーズのスカート、ストッキング、ハイヒール、、、 やはりトリュフォー映画で輝くのは女性。 そして、妻役のネリ・ベネデッティ。 夫に対する 愛 と 憎しみ の狭間で感情を爆発させる、 迫真の演技に目が離せない。 本作のラスト、、、 彼女が見せた “かすかな笑み” に、身の毛がよだつ。 もし浮気中の男性が、奥さんとこの映画を見たら、もう大変! この映画を見たら、男は浮気できません!   “心の距離感” を生々しく描写した、 夫 と 妻 と 愛人 の三角関係。 「 サスペンスの法則は、時間と空間を操ること 」 ヒッチコックの極意が見事に活かされたサスペンスです。 (Francois Truffaut:No6/20 ) 今作の監督キーワード:「ヒッチコック・タッチ」

  • jsr********

    4.0

    オン/オフ

    冒頭空港へ急ぐ主人公の姿に過剰なまでにスリル溢れるジョルジュ・ドルリューの音楽が被さり、たかが浮気の偽装の為にまるで完全犯罪を目論む殺人犯のようなドタバタ劇が繰り広げられ、どこかコミカルな印象を引き摺りながらあっけないラスト。 これはヒッチサスペンスの脱構築か。 講演の控室のドアが開く度部屋に忍び込む光と音響、恋の予感に浮足立つドサイが部屋の電球を点けて回る時の強弱のアクセントが強調された音楽、男と女が点けては消す灯り。 オン/オフの主題が妻の復讐心のスイッチをオンにして終わる。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
柔らかい肌

原題
LA PEAU DOUCE/THE SOFT SKIN

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
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